オールウェイズ・カミングホーム

原案:アーシュラ・K・ル=グウィン 演出:マグダ・シュペフト テキスト&ドラマトゥルク:ウカッシュ・ヴォイティスコ ドラマトゥルク:滝口 健

未来のユートピアってどんな場所?
国境、ジャンルを超えて編まれる劇場体験

現代ポーランド演劇の前線を切り拓く若手演出家、マグダ・シュペフトが日本・ポーランド両国のスタッフ、キャストと共に取り組むのは、劇場に「ユートピア」を出現させること。そのアイデア、手法は、遠い未来にあって、科学技術とは距離を置き、自然との精神的な絆を保ち続ける人類の末裔の文化を、詩や戯曲、歌、地図、習慣に関するレポートなどからなる独自の「民族学的資料」として発表したアーシュラ・K・ル=グウィンの『オールウェイズ・カミングホーム』にもとづきます。ドラマトゥルク、俳優、ダンサーに加え、振付家、作曲家、美術家、映像作家といった多彩なつくり手たちが集い、映像、音、振付などを交え探求する理想郷の姿とは―。日本とポーランドでのリサーチを経て深められた人類学的洞察は、どのような空間となって、私たちの前に立ち現れるでしょう。

公演概要

公演名 オールウェイズ・カミングホーム
日程

11/8 (Fri) 19:00
11/9 (Sat) 15:00★
11/10 (Sun) 13:00


★=終演後、ポスト・パフォーマンストークあり
※受付開始は開演の1時間前、開場は30分前

会場 東京芸術劇場 シアターイースト
上演時間 90分(予定)
上演言語 日本語・英語・ポーランド語上演(日本語・英語字幕)
チケット種類 自由席(整理番号つき)

★ポスト・パフォーマンストーク登壇者

星川 淳(原作 本翻訳者
マグダ・シュペフト(演出家)
ウカッシュ・ヴォイティスコ(テキスト&ドラマトゥルク)
滝口 健(ドラマトゥルク)

通訳:久山宏一
※言語:日本語・ポーランド語(逐次通訳あり)

【ゲストプロフィール】

星川 淳

1952年東京生まれ、82年より屋久島在住。作家・翻訳家、一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト代表理事、グリーンピース・ジャパン元事務局長。外なる自然と内なる自然を一体として守り、十全に活かす生き方、人間社会のあり方を追求。著書『タマサイ』(南方新社)、『魂の民主主義』(築地書館)、訳書P・アンダーウッド『一万年の旅路』(翔泳社)、監訳A・ヤブロコフ他『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』(岩波書店)など80冊以上。
http://www.actbeyondtrust.org/
http://hoshikawajun.jp/

チケット

一般前売り ¥3,500
学生

¥2,300※1

高校生以下 ¥1,000※2
3演目セット券 ¥3,000
当日 ¥4,000

※1 当日券共通。当日受付で要学生証提示

※2 当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示

F/Tチケットセンター (24時間受付)

電話予約: 03-5961-5209

開設期間:8月28日~11月10日

(会期中無休、9/2~10/4は土日祝定休)

アーティスト・プロフィール

Photo: Justyna Sinkowska

マグダ・シュペフト

演出家

1990年ポーランド生まれ。ヴロツワフ大学でジャーナリズムとソーシャル・コミュニケーションを学んだ後、クラクフ国立演劇大学に入学、演出活動を開始。映像やドキュメンタリー、ビジュアルアート、ダンスの要素を取り入れるなど、従来の演劇の枠組みを問う作品づくりを行う。代表作に『私を愛したイルカ』(14)、『シューベルト。12人の演奏家によるロマンティックな第一弦楽四重奏』(16)、『捨てなかったもの』(19)。

 

キャスト・スタッフ


原案 アーシュラ・K・ル=グウィン
演出 マグダ・シュペフト
テキスト&ドラマトゥルク ウカッシュ・ヴォイティスコ
ドラマトゥルク 滝口 健
アシスタント・ドラマトゥルク 曽根千智、朴 建雄
出演

荒木亜矢子、稲継美保、鈴木奈菜、モニカ・フライチック、マテウッシュ・グルスキ、パヴェウ・スマガワ

振付 パヴェウ・サコヴィッチ
作曲 キシトッフ・カリスキ
舞台美術・照明・衣装デザイン ミハウ・コロホヴィツ
映像 冨田了平
制作 新井稚菜(フェスティバル/トーキョー)、カタジーナ・ビャワッフ
国際共同製作 フェスティバル/トーキョー、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート、TRワルシャワ劇場
   
技術監督 寅川英司
技術監督アシスタント 横川奈保子
舞台監督 湯山千景
演出部 小川浩平、翁長聖菜
美術コーディネート 中村友美
照明コーディネート 木下尚己(株式会社ファクター)
音響コーディネート 相川 晶(有限会社サウンドウィーズ)
映像コーディネート ムーチョ村松
字幕 上野詩織(舞台字幕/映像 まくうち)
字幕キュー クシシトフ ジャブコ=ポトポヴィッチ
衣装コーディネート 藤林さくら
ヘアメイク 寺門千尋
テクニカル通訳 山田規古  
宣伝美術 田部井美奈
メインビジュアル グジェゴジュー・ラッシュック
記録写真 青木司
記録映像 株式会社彩高堂「西池袋映像」
制作アシスタント 柿木初美
インターン 佐々木佑紀、塙 睦美
主催 フェスティバル/トーキョー
   
特別協力 ポーランド広報文化センター
後援 駐日ポーランド共和国大使館

このプログラムは、日本・ポーランド国交樹立100周年記念事業に参加しています。
 
 
“Always Coming Home” by Ursula K. Le Guin
Used by permission of Curtis Brown, Ltd.
Copyright © 1985
All Rights reserved.

スタッフ・キャスト プロフィール


Photo: Zuzanna Bartoszek

ウカッシュ・ヴォイティスコ

ドラマトゥルク、ライター、劇作家、編集者

2009年にクラクフ国立劇場で上演された、演出家Michał Borczuchとのコラボレーション作品『若きウェルテルの悩み』を機に、これまでポーランドの著名な若手演出家と共同制作を行ってきた。2016年には、自身が書きおろした戯曲『VV. I am not a dog anymore』で、ポーランド北部グディニャで開催されたドラマトゥルク・アワードで、セミファイナリストに選ばれる。最近では、マグダ・シュペフトと共同制作を行い、モノにまつわる物語を収集した「捨てなかったもの」(2019)を上演。それ以外に、ヨーロッパで最も勢いのある音楽フェスティバルUnsoundの編集者を務める。


滝口 健

ドラマトゥルク、翻訳者

1999年から2016年までマレーシア、シンガポールに拠点を置き、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター副所長、劇団ネセサリー・ステージ(シンガポール)運営評議員、シンガポール国立大学英語英文学科演劇学専攻リサーチフェローなどを務めるとともに、多数の国際共同制作演劇作品に参加。アジアン・ドラマトゥルク・ネットワーク創設メンバー。現在、世田谷パブリックシアター勤務。東京芸術大学非常勤講師。



Photo: Kimura emiko

曽根千智

ドラマトゥルク、演出家、劇場制作

1991年生まれ、兵庫県出身。青年団演出部所属。 大阪大学卒業後、人材系IT企業にて研究開発職につく傍ら、無隣館3期に所属し学ぶ。現在は退職し、演出、劇場制作、ドラマトゥルクとして活動している。出演作品に『カレーと村民』(13)『よみちにひはくれない』(18)演出作品に『遊行権』(19)『レシタシオン』(19)など。2019年度、セゾン文化財団創造環境イノベーションプログラム採択。



Photo: Narihiro Matsumoto

朴 建雄

ドラマトゥルク

1991年島根生まれ。実演芸術の企画制作・創作過程・観客受容が必然的に孕む様々なあわいの活性化と、実演芸術における時間・空間・身体表現の言語化に関心を持ち、主にドラマトゥルクとしてサファリ・P、トリコ・A、ヌトミック、鳥公園、ひとごと。等の演劇製作に関わる。こまばアゴラ演出家コンクール2018実行委員会事務局長。ふじのくに⇄せかい演劇祭2018劇評コンクール最優秀賞受賞。



荒木亜矢子

俳優、パフォーマー

演劇を続ける中で身体からのアプローチに興味を持ち、P.A.I.(現・舞台芸術の学校)にて学んだ後、2009年から2012年の団体解散までパパ・タラフマラのメンバーとして国内外で公演をする。近年は小池博史、スズキ拓朗、うえもとしほ、朝比奈尚行などの演出作品に出演。代表作に『注文の多い料理店』(小池博史演出)などがある。また映像作品や、英語力を活かした声の出演、振付としても活動の場を広げている。


Photo: Hajime Kato

稲継美保

俳優

1987年兵庫県生まれ。東京藝術大学在学中より演劇を始め、舞台を中心にフリーランスで活動中。これまでに、岡崎藝術座、サンプル、チェルフィッチュ、ミクニヤナイハラプロジェクト、バストリオ、オフィスマウンテン、坂田ゆかり、東葛スポーツなどの作品に出演。幅広い役柄をこなし、枠にとらわれない活動を行っている。 2015年からはパフォーマンスプロジェクト・居間 theaterのメンバーとしても活動を開始。パフォーマンスの手法・思考をもとに、演劇的な体験をまち・日常のなかに展開する活動も行う。


鈴木奈菜

コンテンポラリーダンサー、振付家

関東国際高等学校演劇科卒業後、NYへ。Steps on Broadwayから奨学金を得て様々なダンスを学び、Jacob’s Pillowを始め多数の振付家と公演する。帰国後はNoism2・カンパニーデラシネラ・珍しいキノコ舞踊団・Pichet Klunchun・Will Tuckettなど多数のアーティストと活動。フリーランスダンサーまた振付家として国内外で活動し、独自のスタイルを追求する。




Photo:
Katarzyna Norka-Niedzwiedzka

モニカ・フライチック

俳優

クラクフのLudwik Solski State Theatre Schoolを卒業。2019年よりTRワルシャワ劇場に所属し、『Fear』(演出:Małgorzata Wdowik)、『The Chinese』(演出:Klaudia Hartung-Wójciak)、『Pieces of a Woman』(演出:Kornél Mundruczó)などに出演。俳優としてのデビューは、クラクフのŁaźnia Nowa Theatreで上演されたMaciej Pieprzyca演出作品『Howl』。受賞歴として、第3回Theatre Schools Festival(Monika Strzępka演出作品『Long Live the War』)と第55回Rzeszow Theatre Meetings(Jan Klata演出作品『The Enemy of the People』)の女優部門で表彰を受ける。また、2015年から2018年にかけて、クラクフのHelena Modrzejewska National Stary Theatreに所属し、第38回Warsaw Theatre Meetingsで最優秀女優賞、2018 Trójka Talent Award(演劇部門) を受賞。さらに、第59回Kalisz Theatre Meetings(Kornél Mundruczó演出作品『Pieces of a Woman』)でSpecial Ignacy Lewandowski Awardを受賞。



Photo: Izabela Kubrak

マテウッシュ・グルスキ

俳優

舞台俳優。現在、クラクフのStanisław Wyspiański National Academy of Theatre Artsに在学。2019年9月よりTRワルシャワ劇場に所属。今年、Remigiusz Brzyk 演出作品『The Kingdom』に出演し、俳優としてデビューする。その後、Grzegorz Jaremko 演出作品『Woyzeck』や、TRワルシャワ劇場の芸術監督であるGrzegorz Jarzyna演出作品『Other People』に出演する。(どちらも、TRワルシャワ劇場製作)




Photo: Paweł Smagała

パヴェウ・スマガワ

俳優

クラクフのLudwik Solski State Theatre Schoolを卒業。2016年よりTRワルシャワ劇場に所属。過去出演作品に、『Soundwork』(演出:Wojtek Blecharz)、『Robert Robur』(演出:Krzysztof Garbaczewski)、『G.E.N』 (演出:Grzegorz Jarzyna)、『My Struggle』 (演出:Michał Borczuch)、『The Chinese』 (演出:Klaudia Hartung-Wójciak) 、『Rechnitz. Opera – The Exterminating Angel』 (演出:Katarzyna Kalwat)など。ユリウシュ・スウォヴァツキ劇場で上演された『All Souls’ Day - Wyspiański』 (演出:Krzysztof Orzechowski)で俳優デビューし、その後、演出家Krzysztof Garbaczewskiを中心に活動する、VRラボスタジオDream Adoption Societyと長年にわたりコラボレーションを行う。主な受賞歴に、第55回 Kalisz Theatre Meetingsで主演男優賞を受賞、第38回Opole Theatre Confrontationsと第57回Kalisz Theatre Meetingsの男優部門で表彰を受ける。


Photo: Karolina Zajączkowska

パヴェウ・サコヴィッチ

振付家、ダンサー

ワルシャワ大学政治学部を卒業後、ロンドン・コンテンポラリー・ダンススクールにてパフォーマンスと振付を学び、修士号を取得。近年は、ヨーロッパの様々なアーティストやキュレーター、シアターメイカーと作品作りを行う。代表作に、『Bernhard』、『TOTAL』、『Jumpcore』、『Thriller』、『Masakra』など。これらの作品は、第3回ポーランド・ダンス・プラットフォームやNYU スカーボールセンター、ニューオーリンズ現代美術センターなどで上演される。




Photo: Marta Szypulska

キシトッフ・カリスキ

作曲家

音楽バンドAlameda 4とitzan svihmのギタリスト、舞台音楽作家。これまでコラボレーションした主なポーランド演出家に、Wiktor Rubin(『Stateswomen, Sluts of Revolution, or the Learned Ladies』、『Vernon Subutex』)、Magda Szpecht(『In dreams begin responsibilities』)、Grzegorz Jarzyna(『Other People』)、Weronika Szczawińska(『Genius in the Turtleneck』、『An Invisible Boy』 、『Failures in History of the City』、『K. or Memories from the City』、『Wars I Have Not Lived Through』、『Paris Commune』)、Bartosz Frąckowiak(『Africa』、『Workplace』)など。2012年のNational Contemporary Polish Drama Staging Competitionでは、コラボレーション作品『Komornicka. The Apparent Biography』で表彰を受ける。さらに、2015年のNew Theatre Festival in RzeszówではArtistic Personality部門で優秀賞を受賞。

Photo: Monika Stolarska

ミハウ・コロホヴィツ

舞台美術・衣装・照明デザイナー

ヤン・マテイコ美術アカデミー(絵画、メディアアート専攻)を卒業。作家として、国内外の数々の展覧会で、絵画やビデオアート、インスタレーション作品の展示を行う。2009年以降は、舞台美術家としても活動し、ポーランドの演出家とコラボレーションを行う。主な演出家に、Monika Strzępka、Wiktor Rubin、Magda Szpecht、Jacek Poniedziałek、Yana Ross、Wojtek Klemmなど。神曲国際演劇祭では、Monika Strzępka演出作品『Courtney Love』で最優秀美術家賞を受賞。他にも、レオン・シレル賞やヤン・シフィデルスキ賞を受賞。2016年に制作した自身初の長編映画『Morgenrot』は国内外のフェスティバルで上映。また、ポーランド文化国家遺産省奨学金やYoung Poland奨学金を受ける。また、過去参加レジデンスプログラムに、Cafe Tissardmine – Art Residency (モロッコ)、Sim Art Residency Reykjavik (アイスランド)、ヨーロッパ・フィルム・アカデミーのワークショップ『Sunday in the country』(リューゲン島)など。

Photo: Shun Owada

冨田了平

フォトグラファー/ビデオグラファー

1986 年名古屋市出身。東京藝術大学音楽学部、同大学院修了。展覧会、舞台芸術、メディアアート、音楽など様々な形態のプロジェクトを写真・映像で記録するほか、記録の延長線上の映像作品の制作、様々なアーティストとの作品の共同制作などを行う。

会場アクセス

東京芸術劇場 シアターイースト

  • 住所:東京都豊島区西池袋1-8-1
  • TEL:03-5391-2111(代)
  • JR他「池袋駅」西口より徒歩2分(駅地下通路2b出口と直結)

フォトギャラリー

  • 『捨てなかったもの』(19) Photo: Dawid Stube
  • 『捨てなかったもの』(19) Photo: Dawid Stube
  • 『捨てなかったもの』(19) Photo: Dawid Stube
  • 『シューベルト。12人の演奏家によるロマンティックな第一弦楽四重奏』(16)Photo: Kasia Chmura- Cegiełkowska
  • 『シューベルト。12人の演奏家によるロマンティックな第一弦楽四重奏』(16)Photo: Kasia Chmura- Cegiełkowska
  • “In Dreams Begin Responsibilities” Photo: Monika Stolarska
  • “In Dreams Begin Responsibilities” Photo: Monika Stolarska
  • “In Dreams Begin Responsibilities” Photo: Monika Stolarska
  • 『私を愛したイルカ』(14)Photo: Monika Stolarska
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