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CINRA.NET『やわらかなあそび』谷口暁彦インタビュー記事が掲載されました


「谷口暁彦が示す、オルタナティブな場所が消えた時代の同期とズレ」

2010年代は、スマホや仮想空間をめぐる技術の普及によって、現実とインターネットの距離が急速に縮んだ時代だった。2000年代後半に活動を始めた谷口暁彦は、こうした新技術がもたらすリアリティーの変化を、ユーモアと深い考察を通じて示してきたメディアアーティストだ。自身のアヴァターや身近な日用品が登場するその作品は、忘れがたいインパクトを与えると同時に、見るものの世界に対する眼差しを静かに変えていく。 そんな谷口の初となる劇場作品『やわらかなあそび』が、10月より開催されている『フェスティバル/トーキョー19』のプログラムとして上演される。この公演を機に、彼にこれまでの活動の歩みを尋ねた。谷口は、いかにネットアートに出会い、変わり続ける社会の中で独自の表現を作り上げたのか? そして、「いまここ」を強く意識させる劇場空間にヴァーチャルな世界を介入させる、今回のパフォーマンスでの挑戦とは?