ニュース

news


F/T×アップリンク クロスオーバー企画
『Strange Green Powder』バンドパフォーマンス&トーク

音×ダンス×装置×言葉で演奏する一夜限りのバンドライブ

実施レポート

F/TインターンのHさんが当日の様子をレポートしてくれました!

----------------

10月7日にアップリンク渋谷にて、【F/T×アップリンク クロスオーバー企画】『Strange Green Powder』バンドパフォーマンス&トークイベントが行われました。身体/音楽/美術/環境のコラボレーションから、生まれなおすダンスとは何か。今夜のライブで私が感じたことをお伝えしたいと思います。

初見のパフォーマンスの感想は、正直「なんだか不思議…」でした。音楽は断片的でダンスは不規則に見え、真ん中では椅子の上にティッシュが置かれ、それに風が当てられていました。一体どういうことなのか!? その謎はパフォーマンス後のトークで明らかになりました。

神村さんの振付けスタイルは、物質や言語、他者との関係など、周囲の環境によって変容する身体をさまざまな側面から観察、再構築するというもの。
トークでは「決まった振りを覚えるより、自ら課したタスクの中でどのように身体が変容するのか、観察するのが面白い。」とおっしゃっていました。
音楽とは違うリズムで身体を動かしたり、音の印象を受けて動きが生まれたり。音とのセッションや真似するということをタスクとして、そこからダンスが生まれているそうです。

このパフォーマンスは、一つの曲を要素として抽出してそれをギターとダンス、美術装置で表現していたそうです。
ドラムのリズムをギターが表現し、ベースやボーカルの要素をダンサーが体で表現することでその役割を担う。風を当てられていたティッシュは、紙がゆらゆら揺れることで全体のノリのいい雰囲気を表現するという意図があったようです!
不規則に見えたダンスには「ある規則」や「タスク」があり、そこから生まれたパフォーマンスだったことが分かりました。

今回のパフォーマンスは、様々な要素が互いに影響し合って構成されたものでした。舞台となる場所、美術装置、音楽、ダンサーの身体…そうして上演されたパフォーマンスは、「今、ここで」自然に生まれているような印象を受けました。

当日の会場は目白庭園にある赤鳥庵という「茶室」です。劇場とは違う環境ではどのようなダンスが生まれるのでしょうか。ぜひ実際に足を運んで、多彩なコラボレーションから生まれるものを観に来てくださいね!

文責:インターンH

フォトギャラリー

MAIL NEWS

Mail Newsに登録