聞き手・文 鈴木みのり

『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で有名な、エマ・ワトソンが2014年9月、国連の「UN Women」(ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのために活動する機関)の親善大使として行なった、ジェンダー平等の実現を呼びかけるスピーチは記憶に新しい。ビヨンセ、テイラー・スウィフトといったポップスターがフェミニストを名乗ったり、と欧米では近年フェミニズムは盛り上がって見える。一方で、セレブがファッションとして「フェミニズム」をまとっている、というブームへの批判も聞く。

欧米と比して日本では男性中心主義的な傾向は強く、舞台芸術も無縁ではない。わたしの聞く限りでは、フェミニストを名乗る俳優や演出家はほとんどいない。たしかにスタッフに女性を目にすることも多いけれど、演出、制作、批評など決定権や権力を持つ立場に就くケースは決して多くないだろう。 なので、今年のフェスティバル/トーキョーの一覧に『アイ・アム・ノット・フェミニスト!』という挑発的なタイトルを見つけたときは、正直驚いた。作・演出・出演に名を置く遠藤麻衣氏は、配偶者である美術家・村山悟郎氏と「婚姻制度」に関する民法を解釈し、独自に契約を結んで、展示作品とパフォーマンス作品を作るのだという。「結婚」という、わたしたちが当たり前のように行なう共同体形成のプロセスをどう開いて見せてくれるのか? 発表の前に、会場にもなるゲーテ・インスティトゥート東京ドイツ文化センター内で夫と作品を滞在制作中の遠藤氏に話を聞いた。

『アイ・アム・ノット・フェミニスト!』作・演出・出演:遠藤麻衣 

10月26日(木)~10月29日(日) ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター  詳細・チケット

わかりやすさに飛びつかないための「ノット」

-タイトルの『アイ・アム・ノット・フェミニスト!』ですが、今年邦訳が刊行された、ロクサーヌ・ゲイの著書『バッド・フェミニスト』を想起しました。ゲイは、怒りっぽいとか被害者意識でいっぱいといった不当なイメージで「フェミニスト」が見られやすく、だから否定的な感情を持ったことがあったと本書で告白しています。遠藤さんはどういった意図でタイトルをつけられたのでしょうか?

遠藤 私は2015年に『アイ・アム・フェミニスト!』という個展を開いて、「フェミニスト」という表象がいかに限定的に見られているかということと、「女性」というくくりの中でも単純化されるものではないという意図で制作しました。ですけれど、展示を見てない、でも個展のタイトルを知っている人から「フェミニストの遠藤さん」と言われはじめたりしたんですね。

『アイ・アム・フェミニスト!』

-名指すことで閉鎖感が強まるという側面ですよね。確かにインパクトがあり、危ういところもあるタイトルです。

遠藤 言葉の力って強いなと実感しました。今回はその続編という位置付けで、かつアンビバレントなやり方を取りたくて「ノット」を付けました。あと、今年ディオールが「We Should All Be Feminists」というTシャツを発表して話題になりましたよね。TEDのプレゼン「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」から来ていて、プレゼンターの名前を忘れてしまったんですが……。

-チママンダ・ンゴズィ・アディーチェですね。そのプレゼンは書籍にもなって、今年邦訳が本として出ました。ユニクロの子会社・GUのフェミニスト宣言のTシャツや、ディオール以外のハイブランドでも女性賛歌的なロゴTシャツが作られていましたね。

遠藤 そういった「みんな同じ主張をしはじめる」ということには少し抵抗感があって、「ノット」を付けたところもあります。でもフェミニストをディスってるわけじゃないんです。パロディというか。

-フェミニストもいろんな立場の方もいて、制度や構造の問題で丁寧に議論する学者の方々もいますが、ファッション、流行のように乗っかる人もいて疑問を生んだりもしていますよね。

遠藤 研究者の人たちが議論してきた歴史的な文脈もあるけど、それを知らないと言えない、という空気に違和感もあります。不平等さって日常的には数値化されて見えるわけじゃないし、「女性は不平等で不遇な立場に置かれています」って主張することが社会的に傲慢と見られたりもするから、言えない、みたいな空気にも。ただ、男女どちらが立場が上かわからなくなるときもあります。平均的には男性の方が女性より収入が高いとされていて、権力構造で上とされているけど、個人の生活になると逆転している場合もありますよね。

-そうですよね、一般的に言われていることと、ある特定の関係性の違いの差は忘れないでおきたいですよね。たとえば遠藤さんと村山さんが、女性の遠藤さんの収入が上で安定していて男性の村山さんが不安定で低収入だとすると、男性であっても村山さんの方が生存が危うくなりますよね。「男だってつらいんだ」と逆に一般化される危うさもあります。

遠藤 ともすれば「早く正解が知りたい」とわかりやすさに飛びつく場合もありますよね。でもわからないなりにも、今は正しいことは言えないかもしれないけど、ちょっとずつ考え続けるということを表現していきたいです。

 

結婚とは何か? 考え直すための自分たちの契約書作り

-今回の結婚式のパフォーマンスや、結婚の内側を契約書作成で見せる映像作品も、民法をあらうことで実践しようとしているわけですよね。

遠藤 夫婦でガチで話して結婚に関する契約内容を作成するドキュメンタリーと、あとドラマパートも混ぜて、そちらでは典型的なフェミニスト像を一度なぞってみようと考えています。

-モノマネって細部をなぞることで成立します。民法を一度あらって契約書を作るという今回の作品は、ある種「結婚」のパロディになりそうですね。

遠藤 私たちはすでに婚姻関係にあるんですけど、まず、制度を使っていない場合との差を、それから、籍を入れるとどちらかが名前の姓を変えなければいけないということを調べました。実際結婚すると、任意で好きな場所に新しい籍を作ってるはずなんですけど、苗字を変えると相手の家に入っている感じになっちゃう。民法では定められてないのに、自分の周りを含め、ほとんど女性が変えていますよね。私も今もう戸籍上は「遠藤」ではなく「村山」です。

-戸籍制度はそもそもイエ制度を保つためものと言えます。

遠藤 この企画に際して夫の悟郎さんと話していると、以前は漠然と当たり前のように「自分の苗字は変わらない」とおもっていたけど、自分だけ変わらないことに申し訳なさを感じはじめているようです(笑)。結婚式のパフォーマンスでは、二人で改名を試みる、というアイディアも検討しています。あとは、金銭、財産をどうするかという点で離婚は揉めるのかなと、民法を調べているところです。

-専業主婦家庭の場合、妻が家事や育児を担うことで家庭が保たれて夫が働きに出やすくなる。つまりケア労働が稼得労働に欠かせないとも言えます。ですが、家計の主な稼得者は多くが男性で、つまり収入があるため離婚するなどして妻からのケア労働がなくなっても生存面では安定します。しかし、その場合の妻の財産はどうなっているんでしょうね。

遠藤 民法の第760条では「夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する。」と書かれています。一方で、夫婦間の契約は婚姻関係が続いているあいだは、簡単に取り消すことができるって明記されているんです(第754条)。たとえば売買契約で、他人同士で所有物を売り買いする契約は有効だけど、夫婦間だと無効にできるそうなんです。夫が妻に譲渡すると言ってたのに、簡単に破棄できたり。

-そうなんですね、妻や夫は他人同士であるはずなのに……。

遠藤 ただ先ほどの例だと、夫からもらったものを妻が第三者・Aさんに転売した場合、夫はAさんに返還を求められないそうなんです。つまり結婚しているふたりは「夫婦」というひとつの単位で見られているということですよね。

-夫婦とはいえ他人のものが勝手に譲渡される可能性もあるということですね。

遠藤 飛躍するんですけど、物質の売買だけじゃなく相手の卵子とか精子とか、生殖医療で勝手に提供できるんじゃないかと考えました。

-相手の身体を所有できる可能性ですね。財産と言えば、生活に関するお金はどうされてるんですか?

遠藤 私たち夫婦はお財布が別なんです。特に夫が共有の口座を作るのが嫌だって言ってるんですね。食べ物など日々の雑費は払う必要が生じたときに、お互い「いくら払いたい」って言い合いたいと。光熱費については、いっしょに住みはじめた段階で「私はこれとこれを払いたい」と課目を選び合いました。

-こうしたことををどんどん書面にしていくと。結婚するとき民法を読む人っていないですよね。

遠藤 民法読んだら結婚したくなくなりますよ!(笑)でも、テキスト離れじゃないですけど、契約書とか読まないじゃないですか? 携帯電話の契約とか、書面の分量が多すぎて。結婚に関する民法についても、巻き込まれたり乗っかっちゃうんじゃなくて、ちゃんと読んでやってみたいんです。契約は、裁判になったときどれだけ自分が不利にならないかで定めるもので、民法も自分の権利を守るものなんだと強く感じています。夫婦間でセックスについて契約するのって変だなとおもうんですけど、どうするか話し合いたいんですね。

-裁判になったとしたら、証拠として有効になる可能性もありますよね。

遠藤 でも、もしいわゆる不倫が起きたとき、契約では「どちらかが不倫してもOKにしましょう」としていても、心変わりして「やっぱり嫌だ」ってなる場合もあり得ますよね。今から作る契約がどれだけ気持ちの変化に関係なく有効であり続けるか、気になるところです。

-「不倫叩き」が最近多くなっているようにおもいますが、「誰にとっての倫理観」による批難なのか? と考えてしまいます。婚姻の当事者間で、どちらかが婚外交渉をした際にもう片方から異議申し立てがあるという話ならわかるんですが……。

遠藤 まさにワイドショーを見ていると、本人がどうおもっているか後回しにされていますよね。「淫らな行為をしてはいけない」って道徳の話になりがちですけど、イエ制度を保つ意識があるのかも……。民法では、どちらかが不貞行為を働いた場合、訴えることもできるんですが(第770条)、つまり、婚外性交渉をするとイエ制度的に他の血が混じるからいけない、とも読めるんです。

 

「自分とはちがう人がいる」ことを確かめる結婚式パフォーマンス

-結婚式作りは、二人だけの話じゃなくて、スタッフや、参加者とも共同作業をするという意味で、演劇的とも言えそうです。しかし、新郎新婦の指輪交換、キス、あと「初めての共同作業」が当然あるだろうとおもわれてるでしょうけど、実際は形骸化してますよね。

遠藤 ケーキ入刀とか、一般的な「幸せな結婚」や恋愛イデオロギーも儀式的に成立している事柄がありますよね。

-でも、結婚と聞くと、「幸せな恋愛の到達点」というイメージを少なからず抱いて来る方もいるはずではないでしょうか。

遠藤 夫婦についても、恋愛という側面だけで二人の関係性を縛ることは変だとおもいます。「恋愛」と呼ばなくても親密な関係のバリエーションを増やしていきたいというか。今回の結婚式のパフォーマンス作りも、夫だけの協力だけではなくて、いろんな人との共同作業でもありますよね。あと、結婚式の来客もひとくくりにできなくて、表現するうえで、いろんな関係性のグラデーションを無視したくないです。家族の中に収束されている役割をいろんな人に分散させていく、みたいなことは考えていますね。

-今年放送されたテレビドラマ『カルテット』( TBS)も、共同体のかたちとして、既存の夫婦以外の在り方が描かれていました。家事労働も転換していましたよね、男性が作って女性が食べる、っていう。

遠藤 あのドラマ大好きです。松田龍平の役が「夫さん、妻さん」って呼んでたのもすごい発見でした。

-「旦那」「奥さん」「主人」「家内」といった呼び方が一般的ですよね。小説家の川上未映子さんの『「主人」という言葉が心底嫌い』というエッセイも話題になりました。

遠藤 「奴隷根性がすりこまれる」って書いていましたよね。 

-うずらをモチーフに『うずらップ(♀)』(うずらっぷ めす)を製作されたそうですね。滞在制作のアパートに遠藤さんが連れてきたそうで、今も部屋中をずっと歩き回っています(笑)。

遠藤 ソファにいることに気づかず、私もうっかりお尻で敷いたことがあります(笑)。以前うずらと外に出たら手から離れ、一瞬で野性化したかのように走り回って茂みに隠れてしまったことがあったんです。すぐに見つけられたんですが、これではすぐに猫に食べられそうだなとおもいました。うずらにとってベストな環境、例えば外敵がいない平和で広大な草原みたいなところだったらのびのび過ごせるのかもしれません。でも私はそんな遠い場所にやりたくない。

-それは「家族」として見なしているからでしょうか? 動物や植物でも「自分とは異なる存在がいる」ことが与える影響もありますよね。

遠藤  家族とは言えないですね。うずらは私の思惑とは全然別の次元で悠々と生きている感じがします。私にとっては憧れの対象で、メタレベルでオルタナティブを実践している存在として描きたいとおもいました。

-聴かせていただきましたが、ラップにするとユーモアがふくらみますね。たしかに「オルタナティブ」という言葉が示唆的です。当然とされている既存の在り方に対する選択肢、代替案を模索する、結婚の契約内容を独自に作ってみるという実践にも通じると感じました。

遠藤  私が音楽や歌詞を作って、今ビデオを編集しているところです。振り付けをaokidくんに、衣装はRYOTA MURAKAMIさんにお願いしました。オンラインで公開するので、ぜひご覧いただきたいです。

-結婚式のパフォーマンスには、ご家族も来られるということですが、私的な結婚式の延長線上なのか、そこから切り離されたまったくのフィクションなのか、気になります。

遠藤 はっきり分かれているわけじゃなくごっちゃになっていて、網目のように折り合っているような感覚で作っています。親にも「結婚式やる」としか言ってないんですよ(笑)。式の後みんなでごはん食べようね、と。

-記録を取って反応をまた新しい作品にするのもおもしろそうですね(笑)。「変なことをして」と奇異な目で見られる不安はないんでしょうか?

遠藤 私たちはお互い家族に恵まれているからか、イレギュラーなことをしても長い目で見れば、話をすればわかってもらえるっていう感覚はあります。ただ、たまにしか会わない親族のことを考えると、「普通」から外れるとやりづらくなる気もします。

-先回りしたり過剰に気をつけたり、イレギュラーを批難するために「世間体」を持ち出す人もいますよね。

遠藤 でも「世間」と言うとき、どれだけのリアリティのある「世間」なのか、疑わしいですよね。今回のF/Tも「世間」に触れる機会だとおもっています。演劇ってヴァーチャルじゃなく、人と人が接する場所。映像みたいに不特定多数に見られるのではなく、閉ざされた、限られた人数と出会える場所ですね。

-ネット空間の意見も「世間ではこう言われている」と述べられたりおもわれたりしがちですが、その意見はとても限定的で、偏っていますよね。

遠藤  私は、生身の「世間」と相対する場所を信じたいんですよ。そして、むしろどれだけ誤読されるか、っていう余白があってもいいともおもっています。民法についても、解釈する幅があります。まず、民法というテキストを自分がどう解釈して、映像表現にするか。そしてそれを見る人がどう受け取るか、解釈の幅があってもいい。

-結婚について考えていくと、たとえば「既存の結婚っていうのは権力構造を温存するし、男女二元論や異性愛がベースにあって」と批判的に説明しても、何言ってんの? 男女は結婚するものでしょ? と当たり前のように言える人の方がきっと多いですよね。そういう中で、あえて、わざわざ結婚の、共同生活の内実の一端を、契約作成で明らかにするという実践をパフォーマンスとして観ることで、日々の生活でちょっと持ち帰った何かが立ち上がると良いですよね

遠藤 そうそう、見れば見るほど共感できなくなるというか。「そういう生き方は良いとおもえない」とか、「自分とはちがう人がいる」「ちょっと共感できないな」とおもえるくらいの感じで、でも観てくれる、くらいが良いですね。結婚式って絶対みんなが祝福してくれる、とおもわれていますよね。でも「結婚すれば皆が同じように幸せになれる」っていう「同じように」の中にはいろんな形があって良いはず。だから、民法をあらうことで、どれだけ歪さが出てくるか? っていうことを表現したいですね。

 


 

遠藤麻衣

俳優、美術家、「二十二会」主宰 1984年兵庫県生まれ、東京在住。現在、東京藝術大学美術研究科博士後期課程に在籍。「演じる」というテーマを軸に、美術や演劇など領域横断的な活動を展開している。主な展覧会に『MOTアニュアル2016 キセイノセイキ』(2016)、『ボクは神の子を妊娠した。』(15)、『アイ・アム・フェミニスト!』 (15)。また、主な出演にsons wo:『シティⅢ』(17) 、二十二会『へんなうごきサイファー』(14~)、岡崎藝術座『イスラ!イスラ!イスラ!』(16) 、岸井大輔『始末をかく』(13~18)、西尾佳織『透明な隣人 ~8 -エイト-によせて~』(F/T14)などがある。 http://www.maiendo.net/

 

鈴木 みのり

1982年高知県生まれ、東京在住。『週刊金曜日』書評委員、『wezzy(messy)』でフェミニズム、クィアスタディの視点を意識した映画レビューや論評を発表、ほか『週刊プレイボーイ』『Warp』などで執筆。第50回ギャラクシー賞奨励賞受賞ドキュメンタリー番組に出演、企画・制作進行協力。利賀演劇人コンクール2016奨励賞受賞作品に主演、衣装。バンコクでSRSを受けるMtFを取材中。@chanag_minori

 


 

フェスティバル/トーキョー17主催プログラム

『アイ・アム・ノット・フェミニスト!』作・演出・出演:遠藤麻衣

「結婚」を滞在制作し、演じる。アパートの一室から見る制度、社会  

舞台俳優で美術家の遠藤麻衣が、フェミニズム批評をテーマにした映像作品、パフォーマンスで構成し、話題を呼んだ個展『アイ・アム・フェミニスト!』(2015)の続編を発表する。東京ドイツ文化センター内に、夫で美術家の村山悟郎と共に滞在し制作する本展が焦点をあてるのは「結婚」。二人の居住スペースをそのまま公開する展示に加え、結婚式のパフォーマンスも実施し、「結婚」を構成するさまざまな要素—社会意識、制度のあり方を問う。

10月26日(木)~10月29日(日)

ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター 詳細・チケット

 


フェスティバル/トーキョー17 演劇×ダンス×美術×音楽…に出会う、国際舞台芸術祭

名称: フェスティバル/トーキョー17 Festival/Tokyo 2017
会期: 平成29年(2017年)9月30日(土)~11月12日(日)44日間
会場: 東京芸術劇場、あうるすぽっと、PARADISE AIRほか

舞台芸術の魅力を多角的に提示する国内最大級の国際舞台芸術祭。第10回となるF/T17は、「新しい人 広い場所へ」をテーマとし、国内外から集結する同時代の優れた舞台作品の上演を軸に、各作品に関連したトーク、映画上映などのプログラムを展開します。 日本の舞台芸術シーンを牽引する演出家たちによる新作公演や、国境を越えたパートナーシップに基づく共同製作作品の上演、さらに引き続き東日本大震災の経験を経て生みだされた表現にも目を向けていきます。

最新情報は公式HPへ


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ディレクター・メッセージ: フェスティバル/トーキョー17開催に向けて 「新しい人 広い場所へ」

平田オリザ×松田正隆演劇の全体(ユニバース)と総体(アンサンブル)