【F/Tマガジン】マレビトの会試演会レポート アップ!

F/Tマガジンに、9月に行われたマレビトの会の試演会レポートがアップされました!
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展覧形式という手法を通して、観客の体験を作り出す「演劇」にチャレンジするマレビトの会の新作。

会場に行ったら、一体そこで何が行われていて、何を見るのか?
なかなか全貌がつかみづらかった方もいると思うのですが、まずはこのレポートをチェックです!
<部外者>が探す被爆都市のリアル

今回の作品作りの特徴のひとつは、俳優たちが実際に広島・ハプチョンに取材に行き、
そこで俳優自身が見てきたこと、体験したことを、
自身の身体を通じて「展示」に落とし込んでいくということ。

当然のことながら被爆の当事者ではない、そしてその都市の当事者でもない、
俳優自身のレポートによる「自分たちなりの原爆資料館」をつくるというマレビトの会の作業は、
他者が他者をどう語りうるか、
他者と他者がどう関わりえるか、
という演劇のテーマともいえるような構造を纏っているように思われます。

そしてこの作品を編集し終えるのは、作品に関わる最後の「他者」である観客のみなさま、
ということになります。ぜひご来場いただければと思います!

さて、今回はこの興味深い作品創作のプロセスについて、じっくりお話を聞ける機会が、
上演前に実現します。

F/Tゼミ 「二つの都市:取材現場〜公演までの記録」

演劇批評家でF/Tシンポジウムの司会も務めていただく内野儀さん(東京大学教授)と松田さんの対話によって、この作品のプロセスと見所が紐解かれていきます。
観劇前に聞けば、より深い観劇体験となること間違いなしです!

★作品イメージ映像はこちらから