コウカシタ
プロフィール コウカシタ 振付:井手茂太

井手茂太
振付家、イデビアン・クルー主宰

1972年佐賀県生まれ。95年ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」を旗揚げ。カンパニーの作品発表をベースに、演劇作品への振付やステージング、PV・CMの振付など、幅広いジャンルで活動。既存のダンス・スタイルにとらわれない自由な発想で、遊び心を大切にダンスに取り組む。集団の中のコミュニケーションをモチーフに、日常的な身振りや出演者の個性を活かした動きなど、オリジナリティあふれる振付で注目される。群舞や無音の中での少ない動きによって生み出される独特な間合いが作品の特徴で、空間的・時間的な構成力には定評がある。05年には自身初のソロ公演『井手孤独【idesolo】』を発表。ダンサーらしからぬ体型で繰り出される、しなやかで弾力のある動きは観る者の目を離さず、ダンサーとしての注目度も高い。
1998年以降、演劇作品への振付およびステージングにも数多く携わり、『AMERIKA』(03年・松本修演出)、『クラウディアからの手紙』(06年・鐘下辰男演出)、こまつ座&シスカンパニー『ロマンス』(07年・栗山民也演出)、音楽劇『死ぬまでの短い時間』(07年・岩松了演出)など、役者の個性を生かしたユニークな振付で高い評価を得る。また、現代美術家・椿昇や、音楽家・ASA-CHANG&巡礼など、異分野のアーティストとのコラボレーションにも取り組むほか、近年では、東京事変PV「OSCA」、NHK教育「えいごであそぼ」、椎名林檎10周年記念ライブの振付、SAKE ROCKのPV『会社員と今の私』の振付および出演などがある。国外では英国ウェールズダンスカンパニー・ダイバージョンズへの作品提供など、海外でも注目されている。2004年、振付家として初めて読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞。06年、アサヒビール芸術賞受賞。08年、日本ダンスフォーラム賞受賞。


<出演者プロフィール>

斉藤美音子 Mineko Saito

幼小よりクラシックバレエを始め、NY、ロンドンに留学する。1995年旗揚げからイデビアン・クルー参加。2006年フランスを代表する振付家・ジョセフ・ナジの『遊*ASOBU』に出演。パリ市立劇場など5カ国15都市ツアーに参加。また、2008年2月に自身のソロ作品『TESURI』を上演。

金子あい Ai Kaneko

三浦宏之主宰M-laboratory 『Latest Heat』『トウキョウヒート02』に出演。中国へ留学し太極拳や少林拳などの中国武術を学ぶ。帰国後、CM、PV、短編映画に出演する。又、菅尾なぎさ主宰、クリウィムバアニーにも参加している。2002年『くるみ割り人形』からイデビアン・クルー参加。

中村達哉 Tatsuya Nakamura

1998年『包丁一本』からイデビアン・クルー参加。2005年パフォーマンスシアター水と油『不時着』に出演。ASA-CHANG&巡礼featハナレグミ「カな」のPVに出演。ソロ活動として、他ジャンルとのコラボレーションなども多数行っている。

カニソン・ヤンプレムプリ Kanison Youngprampree

俳優、ダンサー。1992年、トラキット・バンディット大学(マスコミ学)卒業。ジャズダンス、モダンダンス、バレエ、舞踏、タイ古典舞踊に関わる舞台やイベントに数多く参加。テレビドラマなどもこなす。1997(~1999)年、日タイ共同演劇『赤鬼』(野田秀樹、ニミット・ピピットクン共同演出)や、2002年タイ+フィリピン+弘前劇場 国際共同製作『インディアンサマー』に出演。

クリッサナ・パンペーン Grisana Punpeng

現在、大学の演劇講師、および英国エクセター大学の博士号学生。西洋、東洋の様々な演技スタイルを学び、2004年よりバンコクにて演劇活動を開始。これまでに3つの台本を翻訳し、2作品を演出。また、バンコクで有名な6作品に出演。またテレビコマーシャルやホームコメディーなどにも出演。

コラコッ・プアンサワッ Korakot Puangsawad

大学の美術学部にて演技と演出を学び、ダンスにも没頭。卒業後、Bird-Thongchai McIntyreのコンサートやプロモーションビデオ、テレビドラマなど多くの作品に出演し、また脚本家としても活躍(『Lang Ka Dang』 2003や『Tarad Nam Dam Nuen Rak』 2007など)。また今年9月にソロ作品『E-Tim the Musical』を発表。現在、GMM LIVEのコ・プロデューサーとしてバンコクのGMMグラミーに常勤しながら、演劇・ダンスなど多くの作品に参加し続けている。

チャンチャナ・アジラティカーン Chancaha Akjiratikarl

大学にて映画と写真を学び、フリーの映画製作者としてだけではなく、ダンサー、振付家としても活躍。幼少よりダンスを学び、特にバレエとコンテンポラリーダンスに魅了される。タイで有名なスターThongchai McIntyreのダンサーの一人として選ばれ、多くのコンサートに出演。また、女優として、観客賞を受賞した『Sab Harn Song』などの芝居にも参加。また、彼女自身のダンス映画『Fat Girl』はタイ・ショートフィルムフェスティバルで受賞し、シンガポールでのアジアフィルムシンポジウムのショーケースにも選ばれた。

チャヤヌッ・アジラティカーン Chayanuch Akjiratikarl

チャンチャナ・アジラティカーンは彼女の双子の姉妹。大学にて映画と写真を学び、フリーの映画製作者としてだけではなく、ダンサー、振付家としても活躍。幼少よりダンスを学び、特にバレエとコンテンポラリーダンスに魅了される。タイ・カルチュラル・センターでタイ交響楽団とともに『Magic Broadway』 に出演。また、タイで有名なスターThongchai McIntyreのダンサーの一人として選ばれ、多くのコンサートに参加する一方、女優として、観客賞を受賞した『Sab Harn Song』などの芝居にも出演。また、彼女自身のダンス映画『Fat Girl』はタイ・ショートフィルムフェスティバルで受賞し、シンガポールでのアジアフィルムシンポジウムのショーケースにも選ばれた。

アキーラ・モッサクン Akeera Modesakoon

8x8 Theatreのメンバーの一人。フランスの演劇学校“Ecole International de Theatre Jacques Lecoq”を卒業した演出家Nikorn Saetangに師事。バンコクシアターフェスティバル2007にて最優秀賞に輝いた作品や、その他多くのカンパニーの作品に出演。また2009年にタイPBSチャンネルにて放映予定のタイのホームコメディ『Joyful Wedding』にも出演。