にしすがも創造舎のフィナーレ
連続シンポジウム[創造拠点の12年]
第3回「これからのアートファクトリーを考える」

10/15(土)13:30~16:00
会場にしすがも創造舎
料金 ¥1,500
登壇者遠藤幹子(建築家)
中野成樹(演出家)
水江未来(アニメーション作家)
聞き手米原晶子
(にしすがも創造舎チーフマネージャー)
主催豊島区
企画・製作NPO法人アートネットワーク・ジャパン、
NPO法人芸術家と子どもたち
Symposium0


2004年のオープン以来、にしすがも創造舎はアーティストに創作の場を提供し、彼らと共に廃校の空間を活かしたアートプロジェクトを多数展開してきました。連続シンポジウム第3回には、にしすがも創造舎を象徴するプロジェクトを支えた3人のアーティストが登壇します。創作の手法やアーティストを取り巻く環境が刻々と変化している現代に、表現を支える場に求められるものとは?国内外でのさまざま活動を通して考える、にしすがも創造舎の成果と課題、これからのアートファクトリーに期待することを語ります。



登壇者プロフィール

Symposium1


遠藤幹子

建築家/Mother Architecture代表理事

1971年生まれ。留学中の出産子育てを経て2003年にoffice mikikoを開設、おとなもこどもも楽しめる空間を美術館などで多数手がける。にしすがも創造舎では、地域の方とのワークショップを行いながら校舎入口にあるカモ・カフェの内装や、校庭にある木道とカモのフォリーの製作を担当。2008年よりアフリカのHIV陽性者や妊産婦支援プロジェクトに携わり、建築と芸術の力で人の暮らしがより豊かになる活動を行う。JCDデザインアワード新人賞、こども環境学会デザイン奨励賞ほか。共著に『ゼロ世代11人のデザイン作法』(六耀社)、『仕事や人生や未来について考えるときにアーティストが語ること』(フィルムアート社)。
Mother Architecture(マザー・アーキテクチュア)webサイト


Symposium2



中野成樹

演出家/中野成樹+フランケンズ主宰

1973年生まれ。舞台作品では、誤意訳(誤訳+意訳)なる独自の手法でイメージの凝り固まりつつある過去の名作を、「まったくの海外古典劇でありつつ、まったく日本の現代劇でもある」作品に仕立て直す。にしすがも創造舎では、東京国際芸術祭のプログラムとして体育館でのリーディング公演に参加。その他、校内放送を使ったラジオ番組『劇場の三歩手前』や、校舎全体を使った“劇的”肝だめし『おばけ教室』などを手掛ける。近年では韓国やシンガポールに滞在し、国際共同製作での創作も行っている。
中野成樹+フランケンズwebサイト


Symposium3



水江未来

アニメーション作家/MIRAI FILM代表

1981生まれ。『MODERN No.2』は、アヌシー国際アニメーション映画祭で最優秀映像音楽賞(SACEM賞)を日本人として初受賞。にしすがも創造舎では、『WONDER』(アヌシー国際アニメーション映画祭CANAL+賞受賞)の原画展示や「夜空の校庭上映会」のナビゲーターを手掛ける。MONSTRAリスボン国際アニメーション映画祭2013(ポルトガル)では、長編部門の審査員を務め、回顧上映と特別講義が行われた。広島国際アニメーションフェスティバル2012、SICAF2010(韓国)の国際選考委員。『CALF』の設立・運営メンバーで、同レーベルから作品集DVDを発売。また、短編アニメーションの祭典『TOKYO ANIMA!』の実行委員も務めている。
MIRAI FILM webサイト

米原晶子

2008年より、NPO法人アートネットワーク・ジャパン職員。海外招聘公演の制作や文化施設の運営、アウトリーチ企画を手掛ける。東京国際芸術祭事務局、急な坂スタジオ勤務を経て2011年より、にしすがも創造舎チーフマネージャー。それまで中心だった舞台芸術のプログラムに加え、さまざまなジャンルのアーティストと共に施設の空間を活かした企画を立ち上げる。その他、としまアート夏まつりの企画立案及び広報などを手がけている。