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本プログラムについて

演出ノート

・演技/演劇という日本語の元になった言葉「プレイ」について考えてみる。
・その言葉は演技のみならず、遊ぶこと、スポーツに参加することなども意味する。
・ほんらい演技とは、戯曲というフィールドでのプレイだった、と思い込んでみる。
・ただちに連想する。TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)や麻雀などを。
・戯曲ないし原作となる物語はトレースすべき課題ではなく、プレイする範囲を定めるルールブック/世界観として設定される。
・ルールは結果を指し示さず、また、世界観は世界そのものではない。
・舞台上の演者は、「物語の登場人物」「その役を担当するプレイヤー」 「ゲームのために集まった誰それ」といったふうにその時々の行為によって分裂する。
・むしろ、(わた菓子のように)バラバラなあやふやな行為を束ねる芯棒として、演者が必要とされている。
・原作となる物語は、再現されるのではなく、プレイヤーたちの興じるゲームとして生きられることになる。

キャスト・スタッフ

演出:危口統之
出演:神尾 歩、森 翔太、高山玲子、嶋﨑朋子、山室毅聡、八木光太郎 他/
舞台美術:石川卓磨/宣伝美術:宮村泰朗/制作:金森香、田辺夕子、金子文