HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会

プロフィール

松田正隆  劇作家・演出家・マレビトの会代表

1962年、長崎県に生まれる。90年から97年まで劇団「時空劇場」代表を務め、劇作・演出を手がける。94年『坂の上の家』で第一回OMS戯曲賞大賞受賞。96年『海と日傘』で岸田國士戯曲賞受賞。97年『月の岬』で読売演劇大賞作品賞受賞。98年『夏の砂の上』で読売文学賞受賞。2000年には京都府文化奨励賞を受賞。劇団解散後、フリーの劇作家として、青年団、文学座、演劇集団円などに作品を書き下ろしている。

舞台戯曲の他、黒木和雄監督作品『美しい夏キリシマ』にて映画脚本を手がけ、『紙屋悦子の青春』は原作として映画化されている。04年5月より「マレビトの会」を結成し、劇作及び演出活動を開始。マレビトの会の主な作品に『クリプトグラフ』(07年)、『声紋都市―父への手紙』(09年)、『PARK CITY』(09年)などがある。現在、京都造形芸術大学舞台芸術学科客員教授。

マレビトの会

2003年、舞台芸術の可能性を模索する集団として設立。集団の代表でもある、松田正隆の作・演出により、04年5月に第一回公演『島式振動器官』を上演する。07年に上演した『クリプトグラフ』は、エジプト、中国、インドで巡演されるなど、その活躍は海外にも広がる。09年より、F/T春参加作品『声紋都市―父への手紙』をはじめ、『PARK CITY』など、「ヒロシマ―ナガサキ」シリーズに着手。非日常の世界を構想しながらも、今日におけるリアルとは何かを思考している。京都を作品製作の拠点として創作を続ける。

公演記録

2003年8月マレビトの会設立
04年5月 『島式振動器官』(作・演出:松田正隆 第四回アトリエ劇研演劇祭参加作品 会場:アトリエ劇研(京都))
04年6月 『島式振動器官』(作・演出:松田正隆 こまばアゴラ劇場提携公演 会場:こまばアゴラ劇場(東京))
04年9月 『蜻蛉』(作・演出:松田正隆 会場:アトリエ劇研(京都))
05年2月 『蜻蛉』(作・演出:松田正隆 第一回「新・KYOTO芸術大賞」本選参加作品 会場:京都府立文化芸術会館)
05年7月 『王女A』(作・演出:松田正隆 会場:アトリエ劇研(京都))
05年8月 『王女A』(作・演出:松田正隆 こまばアゴラ劇場夏のサミット参加作品 会場:こまばアゴラ劇場(東京))
06年5月 『パライゾノート』(作・演出:松田正隆 会場:アトリエ劇研(京都))
06年9月 『アウトダフェ』(作・演出:松田正隆 会場:アイホール(伊丹))
06年12月 『アウトダフェ』(作・演出:松田正隆 会場:シアタートラム (東京))
07年5月 『パライゾノート』(作・演出:松田正隆 会場:月の舞台(岡山))
07年9月 『クリプトグラフ』(作・演出:松田正隆 カイロ国際実験演劇祭参加作品 会場:MIAMI THEATER(カイロ))
07年10月 『クリプトグラフ』(作・演出:松田正隆 会場:アトリエ劇研(京都))
07年12月 『クリプトグラフ』(作・演出:松田正隆 北京国際演劇祭参加作品 会場:Post-SARS Theatre(北京))
07年12月 『クリプトグラフ』(作・演出:松田正隆 越界フリンジフェスティバル参加作品 会場:Down-Stream Garage(上海))
08年3月 『パライゾノート』(作・演出:松田正隆 会場:七ツ寺共同スタジオ(名古屋))
08年6月 シリーズ「戯曲との出会い」vol.1 『血の婚礼』(作:ガルシア・ロルカ 演出:松田正隆)会場:アトリエ劇研(京都))
09年1月 『クリプトグラフ』(作・演出:松田正隆 NSD Theater Festival参加 会場:Abimanch Theater(デリー/インド))
09年1月 『クリプトグラフ』(作・演出:松田正隆 NSD Theater Festival参加 会場:Sangeet Natal Akademi(ラクナウ/インド))
09年3月 『声紋都市―父への手紙』(作・演出:松田正隆 会場:アイホール(伊丹))
09年3月 『声紋都市―父への手紙』(作・演出:松田正隆 フェスティバル/トーキョー参加作品 会場:東京芸術劇場小ホール(東京))
09年8月 『PARK CITY』(作・演出:松田正隆 会場:山口情報芸術センター[YCAM](山口))
09年10月 『PARK CITY』(作・演出:松田正隆 会場:滋賀県立劇場びわ湖ホール(大津))
09年10月 『クリプトグラフ』(作・演出:松田正隆 会場:こまばアゴラ劇場(東京)/七ツ寺共同スタジオ(名古屋))
10年3月シリーズ「戯曲との出会い」vol.2『UBU ROI』(作:アルフレッド・ジャリ 演出:松田正隆 会場:アート・コンプレックス1928(京都))