『飛び地』神村恵カンパニー

動きの質と身体そのものに妥協なくこだわり、シンプルな動きの積み重ねで空間構成を思考するダンサー・振付家、神村恵。ダンサーを美術・音楽と同様にひとつの要素として捉え舞台に配置し、独自の世界観で異彩を放つ神村の新作は、そのアプローチをさらに一歩深める。最小限に抑えた振付の積み重ねの向こうに見える、次なる地平とは――。

■作品について
幕が開くと、照明スポットが一筋だけ落ちている。しばらくすると他の点に映像が映し出されダンサーが一人また別の場所に現れる。そのように、ばらばらの要素が現れては消え、徐々に全体像が明らかになる。
ダンス、音楽、照明、美術が様々に重ね合わされ、全体が一つの風景のように機能する。そこから、枠組みの中の1部分が拡大されたり、反転してコピーされたりするなど、枠組み自体がゆがみ始める。1つのアイデアから、それが増殖したり鏡映しになったりして、枠組みからではなく部分から全体が明らかになっていく構造を作る。振付を最小限に抑え、ルールを共有することによって全体が動く仕組みを作る。

■キャスト・スタッフ
振付:神村恵
出演:福留麻里、栩秋太洋、神村恵 /美術:小林耕平/
照明:富山貴之/音響:牛川紀政/舞台監督:鈴木康郎/制作:大平勝弘/
制作協力:STスポット、プリコグ/特別協力:急な坂スタジオ/

アーティスト
神村恵
幼少よりバレエを学ぶ。国際基督教大学在学中、モダンダンス部にて活動する。2000年より、オランダのロッテルダムダンスアカデミーにて1年間学ぶ。04年よりソロ作品を発表し始め、国内外の様々なスペースで上演する。08年10月インドネシアダンスフェスティバルに参加。06年9月より、神村恵カンパニーとしての活動も開始。07年2月、冬のサミット 2006に参加し、こまばアゴラ劇場にて「山脈」を上演。08年2月、BankART1929Yokohamaにて、「どん底」を発表。08年12月STスポットにて「配置と森」を初演。空間へのアプローチの仕方、身体を物質的に扱いシンプルかつ強度のある動きを生み出すなど、独自の手法が注目を集めている。

チケット

前売\2,800 当日\3,200 自由席
学生\2,500 ( カンパニーHPより受付 )
神村恵カンパニー:090-9399-3649 http://www.kamimuramegumi.info/
tobichi2010@gmail.com

公演スケジュール

2010.11.26(金)‐28 (日) シアターグリーン BOX in BOX THEATER

スケジュール

アクセス

シアターグリーン フェスティバル/トーキョー会場
シアターグリーン

tel:03-3983-0644
豊島区南池袋2-20-4
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