• 2014年11月30日
    フェスティバル/トーキョー14は閉幕いたしました。たくさんの方にご来場いただき、心より御礼申し上げます。

3夜連続トーク「舞台芸術のアートマネジメントを考える」

date

11月17日(月)~11月19日(水)

venue

シアターグリーン BASE THEATER

ticket

3夜通し2,500円/要予約
各回1,000円/要予約
各回定員50名(先着順、定員に達し次第終了)

schedule

11/17(月)第1夜 17:00
11/18(火)第2夜 17:00
11/19(水)第3夜 17:00

※受付開始、開場ともに30分前。

90年代に日本でアートマネジメントの必要性が提唱されてから、およそ20年。これまでの舞台芸術のアートマネジメントにおける取り組みと現在の課題とは。そして、今後の担い手に求められるものとは何か。多彩なゲストによるトークを交え、参加者と共に考える3夜。
3夜連続ファシリテーター:小島寛大(フェスティバル/トーキョー ディレクターズコミッティ副代表)

第1夜: 11/17(月)
17:00~ 招待講演(ゲスト:スー・ホイル)
18:00~ トーク「舞台芸術のアートマネジメントを現場から振り返る」(登壇者:市村作知雄、高萩宏、湯浅真奈美)

17:00~ 招待講演(ゲスト:スー・ホイル)

イギリスでは、変化の激しい現在の時代に即した文化セクターのリーダーを育成しようと 、2005 年頃から政府や民間主導の下「カルチャー・リーダーシップ」という人材育成プログ ラムが数多く提供されている。そのなかでも代表的な「クロア・リーダーシップ・プログラム 」のディレクター、スー・ホイル氏を招き、アートマネージャー育成にとって重要だと思われ る視点、自信の経験から見えてきた育成プログラムに関する問題点、それに対しての取り組みを紹介し、議論の幕開けとする。

 

18:00~ トーク 「舞台芸術のアートマネジメントを現場から振り返る」(登壇 者:市村作知雄、高萩宏、湯浅真奈美)

日本では、公共ホールの増加や芸術文化振興基金の創設、企業メセナ協議会の立ち上げな どを背景として1990年以降アートマネジメントに強い関心がもたれるようになり、各地で数多 くの研修会や講座が開かれてきた。―それから20年。当時蒔かれた種は今の舞台芸術の現場に 根付いているのだろうか。日本におけるアートマネジメントの黎明期から現在までを知る3人のゲストを招き、これまでの取り組みを振り返りつつ、現在の課題を探る。

ゲスト・登壇者プロフィール

スー・ホイル

クロア・リーダーシップ・プログラム ディレクター

英国クロア・リーダーシップ・プログラムのディレクターで、ブリティッシュ・カウンシ ルの理事やロンドン大学キングス・カレッジのクリエイティブ・文化産業に関する客員研究員 も務める。これまでに英国アーツ・カウンシル・イングランドのダンス部門ディレクターおよ び事務局次長、ブリティッシュ・カウンシル・フランスでのアーツ部長、現代ダンスの拠点と して知られるプレイスのエグゼクティブ・ディレクター、ダンスカンパニーDV8 やロンドン・フィルハーモニック・オーケストラの理事などを歴任。2003 年にクロア・リーダーシップ・プログラムが設立されると副ディレクターとして着任し、2008 年にディレクターに就任。コ ンサルタント兼ファシリテーターとして、英国はもとより海外の機関とも数多く協働し、近年 では香港芸術発展局等とプロジェクトを展開している。フランスと英国の文化支援について比 較研究した著書(共著)がある。2011 年にはコンテンポラリーダンス分野での功績が認められ大英勲章 OBEを授与。

 

市村作知雄

フェスティバル/トーキョー ディレクターズコミッティ代表

1949年生まれ。ダンスグループ山海塾の制作を経て、トヨタ・アートマネジメント講座ディレ クター、パークタワーホールアートプログラムアドバイザー、(株)シアター・テレビジョン 代表取締役を歴任。東京国際舞台芸術フェスティバル事務局長、東京国際芸術祭ディレクター として国内外の舞台芸術公演のプログラミング、プロデュース、文化施設の運営を手掛けるほ か、アートマネジメント、企業と文化を結ぶさまざまなプロジェクト、NPOの調査研究などに も取り組む。現在、NPO法人アートネットワーク・ジャパン会長、東京藝術大学音楽環境創造 科准教授。

 

高萩宏

東京芸術劇場 副館長

1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院アーツ・アドミニストレ ーション学科中退。劇団夢の遊眠社創立メンバー。1989年に退団後は、英国でのジャパン・フ ェスティバル1991はじめ、東京演劇フェア、東京国際芸術祭などの運営に携わる。パナソニッ ク・グローブ座支配人、世田谷パブリックシアター制作部長を経て、2008年4月より現職。 2000年より2002年まで東京大学大学院文化資源学客員教授、2003年より多摩美術大学芸術学科 任期制教授、2006年より客員教授。2007年より12年まで文化庁文化審議会文化政策部会委員。 著書「僕と演劇と夢の遊眠社」(日本経済新聞出版社2009年)、共著「企業メセナの理論と実 践」(水曜社2010年)、共著「劇場空間への誘い」(鹿島出版社2010年)

 

湯浅真奈美

ブリティッシュ・カウンシル

大学卒業後、国際産業見本市主催会社の広報部を経て、独立系の映画配給会社の劇場宣伝部に 所属。宣伝プロデューサーとして、劇場公開映画の広報宣伝を担当。1995年、英国の公的な文 化交流機関、ブリティッシュ・カウンシルのアーツチームに所属。2005年より現職。アーツ部 門の担当マネージャーとして、日本におけるブリティッシュ・カウンシルのアートプロジェク トを統括。日英両国の文化機関と連携し、文化芸術を通した日英間の交流プログラムを担当。

 

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第2夜: 11/18(火)17:00~ 
「これからのアートマネジメントと、その担い手とは」(登壇者:石綿祐子、片山正夫、丸岡ひろみ)

高度情報化の進展や経済・文化のグローバル化により、私たちが生きる社会、そしてアートを取り巻く環境は日々大きく変化している。その大きなうねりの中で、今舞台芸術界に求め られるアートマネジメントとはどのようなものだろうか、そしてその担い手となるアートマネ ージャーにはどのような人材が求められるのだろうか。海外の事例なども取り上げながら、これからのアートマネジメントと、その担い手、そしてその育成について考える。

 

登壇者プロフィール

石綿祐子

アーツカウンシル東京、室長・プログラムディレクター

国際基督教大学卒。(株)社会工学研究所(主任研究員・芸術文化研究室室長)にて、世田谷 パブリックシター基本構想・基本計画、長野県立松本文化会館基本構想、三重県立芸術文化会 館基本構想、(財)地域創造人材育成プログラム「ステージ・ラボ」立ち上げなど、文化政策 関連プロジェクトに携わる。その後、(株)電通にて、消費者インサイトやトレンド研究に従 事、世代分析、富裕層分析などの他、自動車、飲料等の商品開発、またメディア・広告ビジネスの動向および国内外の市場の分析に携わる。2012年5月より「アーツカウンシル東京」準備 機構、11月より「アーツカウンシル東京」プログラム・ディレクター。

 

片山正夫

公益財団法人セゾン文化財団常務理事

1958年兵庫県生まれ。㈱西武百貨店を経て1989年、セゾン文化財団事務局長に就任。2003年よ り常務理事。1994~95年、米国ジョンズホプキンス大学政策研究所フェローとして、助成プロ グラムの評価を研究。立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授のほか、(公財)公益法人 協会、(公財)助成財団センター、(公社)企業メセナ協議会理事、東京都芸術文化評議会専 門委員、アーツカウンシル東京・カウンシルボード委員、市民社会創造ファンド運営委員等を 務める。共著書に「NPO基礎講座」「プログラム・オフィサー」「民間助成イノベーション 」等。

 

丸岡ひろみ

国際舞台芸術ミーティング in 横浜(TPAM) ディレクター/PARC-国際舞台芸術交流セン ター 理事長

05年よりTPAM(11年より国際舞台芸術ミーティング in 横浜)ディレクター。03年ポストメイ ンストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル(PPAF)を創設。08年・11年TPAMに てIETMサテライト・ミーティング開催。12年よりサウンドに焦点を当てたフェスティバル 「Sound Live Tokyo」を開催、ディレクターを務める。舞台芸術制作者オープンネットワーク (ON-PAM)副理事長。

 

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第3夜: 11/19(水)17:00~ 
「アートマネージャーのセカンドキャリア」(登壇者:塚口麻里子、藤原顕太、横堀ふみ、植松侑子)

第3夜は若手の制作者が集い、アートマネージャーとしてのセカンドキャリアについて考える。ある程度の知識と経験を身につけた制作者がキャリアアップを考えるとき、次のステップとしてはどのようなものがあるか、またそれにはどのような知識や技術が必要となるのだろうか。現在舞台芸術の現場では、深刻な制作者不足が課題として挙げられる。労働環境が未整備であること、期限付きの雇用が多いことなどから、30 代を機に他業種へ転職する者が多いことも指摘される。労働環境や雇用問題にも触れながら、担い手の将来像について考える。

 

登壇者プロフィール

塚口麻里子

国際舞台芸術ミーティング in 横浜(TPAM) /PARC-国際舞台芸術交流センター プログラム・オフィサー

1977年生まれ。2006年よりPARC-国際舞台芸術交流センターに所属。同センターにて主に国際舞台芸術ミーティング in 横浜(旧東京芸術見本市)事務局プログラム・オフィサーとして従事。その他、招聘公演の制作やツアー・コーディネートの業務を担当。2009年-2010年文化庁新進芸術家海外留学制度にて英国エジンバラのフェスティバル事務局とロンドンの劇場にてアーツ・マネジメント研修を受ける。STスポット理事。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)事務局長。

 

藤原顕太

有限会社ネビュラエクストラサポート

1980年神奈川県出身。桜美林大学卒業後、2006年に制作者へのサポートをミッションとする有限会社ネビュラエクストラサポート(Next)に入社し、チラシ折り込み代行業務等を担当。2012年よりNext舞台制作塾でコーディネーターを務め、舞台制作者の人材育成と労働環境改善に関する事業に取り組む。舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)の立ち上げに携わり、2013年より事務局を担当。2014年度アーツカウンシル東京調査員。

 

横堀ふみ

NPO法人DANCE BOXプログラム・ディレクター

平成18年度文化庁新進芸術家国内研修制度研修員。平成20年度ACC(Asia Cultural Council)のグラントを得て、約6ヶ月間にわたり、アジア6カ国とNYにおいて舞台芸術の実態調査を実施。おもにアジア間におけるネットワークの構築を目指し、レジデンス・スペースや劇場、フェスティバルのディレクターらとの交流促進を行っている。ON-PAM(舞台芸術制作者オープン・ネットワーク)理事。

 

植松侑子

フェスティバル/トーキョー

1981年愛媛県出身。お茶の水女子大学芸術・表現行動学科舞踊教育学コース卒業。在学中より複数のダンス公演に制作アシスタントとして参加。卒業後はカンパニー制作、一般企業、海外放浪を経て、2008年からフェスティバル/トーキョーの立ち上げに事務局スタッフとして参加。2011年には制作統括を務め、「F/T公募プログラム」や「批評家inレジデンス」などの企画も担当。2012年からは1年間韓国・ソウルに留学。2年間フリーランスの制作として活動した後、2014年4月よりフェスティバル/トーキョーに復帰し、現在は制作チーフ。

 

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キャスト・スタッフ

制作:

荒川真由子

主催:

フェスティバル/トーキョー

協力:

ブリティッシュ・カウンシル

マップ

シアターグリーン BASE THEATER

豊島区南池袋2-20-4
TEL: 03-3983-0644
http://www.theater-green.com/

 

JR他「池袋駅」東口より徒歩6分。
東京メトロ有楽町線「東池袋駅」1番出口より徒歩5分。
都電荒川線「雑司ケ谷」徒歩7分

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