SF的筆致から浮かび上がる、終わりのない「3.11後」
現代日本の若者の心理を、鋭敏かつ繊細な言語、身体感覚を持って切り取ってきたチェルフィッチュの岡田利規。昨年はドイツの劇場・HAUの企画で、廃墟となった原子力発電所を描くガイドツアー形式の作品を発表するなど、国際的にも注目を集める岡田の、3.11後の第一作となった作品を東京初上演する。ある日突然出現した青い雲をめぐって囁かれ始めた不吉な噂。信じるか信じないか、逃げるのか留まるのか、あるいは......。変化を前に逡巡する7人の女性たちの心模様は、不穏な空気を細やかに表現する音楽や照明とも相まって、私たちの生きる現実を改めて振り返らせる。SF的な設定、女性のみの出演者、書き言葉を使った台詞など、チェルフィッチュの新境地ともなった本作。初演から1年半の時を経た「現在地」は、私たちの「現在」にどのように響くだろう。

- 岡田利規 / チェルフィッチュ
- 1973年 横浜生まれ。演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。05年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。07年デビュー小説集『...
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一般前売開始:2013年10月5日(土)10:00より
料金:自由席(整理番号付)
一般前売 4,000円(当日 +500円)
学生 3,000円、U18(18歳以下)1,000円(前売・当日共通、当日受付にて要学生証提示)
お取扱い:F/Tチケットセンター(電話/Web)、東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード:431-139] 、
カンフェティチケットセンター、PassMarket
◎3演目セット割、学生パス、F/Tパス、ペアチケット対象。
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