ホーム / F/T12 主催プログラム / F/T12 イェリネク三作連続上演光のない。
ノーベル賞作家の3.11への応答。「声を出す/聞く」を問い直す実験空間

F/T12 イェリネク三作連続上演
光のない。

作:エルフリーデ・イェリネク [ オーストリア ]
演出:三浦 基(地点) 音楽監督:三輪眞弘 [ 日本 ]
11月16日(金)~ 11月18日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス

概要

 暗く、不穏な気配に満ちた空間で演奏を続ける「第一バイオリン(A)」と「第二バイオリン(B)」の対話からなる戯曲『光のない。』。ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが東日本大震災と福島第一原発の事故への応答として発表した同作は、メディアを中心に無防備で時に狂騒的な多弁が増殖する世にあって、「発語すること」「聞くこと」、その主体性を鋭く問う。
  今回の日本初演の演出は、戯曲を文節単位にまで解剖し、俳優の声、身体と繫ぎ直す地点の三浦基。『中部電力芸術宣言』(2010年)など、電気と人間、音楽の関係を問う論考でも注目される作曲家・三輪眞弘を音楽監督に迎え、哲学から大衆文化まで、さまざま文脈を持つイェリネクのテキストの「声」や「音」が生まれる場所に接近する。
  対話の主はどうやら津波にさらわれた死者らしい。この舞台は彼らの声に耳を傾ける、鎮魂と祈り、自省と思索の時間ともなるはずだ。

当日パンフレットはこちらからご覧いただけます。

Movie

11月4日(日)に行われた『光のない。』稽古場公開&三浦基によるスペシャル・トークの模様レポートはこちら


■メディア掲載情報■
ラジオでの『光のない。』上演までのドキュメント番組の放送が決定!F/T12クロージングに際し、J-WAVE(81.3FM)を聴いて作品を追体験できる特別な夜です。
J−WAVE PLUS 地点 introducing "光のない。"
11月25日(日)22:00~22:54

F/T12参加作品のひとつ、ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクの戯曲『光のない。』の制作ドキュメント。東日本大震災や原発事故に触発された同作の舞台化を手がける劇団「地点」の代表、三浦 基への取材などを通じて、舞台化への想いに迫ります。


※こちらの画像をクリックすると、
TOKYO / SCENE #01
光のない。 エルフリーデ・イェリネク
特集:エルフリーデ・イェリネク─光のない。
エルフリーデ・イェリネク、音楽と政治の演劇 林立騎
魔法の鏡 または、三浦基氏に宛てた『光のない。』の私的パラフレーズ 三輪眞弘
MESSAGE:複雑に絡み合った地下茎の向かう場所を エルフリーデ・イェリネク

をご覧いただけます。
tokyo_scene_no1_chiten.jpg

photo gallery

チケット

一般前売開始:2012年9月15日(土)10:00より

料金:指定席
一般前売4,500円(戯曲集なし)(当日 +500円)
学生 3,000円/高校生以下 1,000円(前売・当日共通、当日受付にて要学生証提示)
7,000円(イェリネク戯曲集付・限定枚数)
お取扱い: F/Tチケットセンター(電話/オンライン)、東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード:422-527] 、イープラス 、カンフェティチケットセンター

◎ペアチケット、F/Tパス、イェリネク3演目セット戯曲集付、5演目セット、グループチケット対象。
◎戯曲集付ペアチケット、戯曲集付学生券(+2500円)取扱有り。
※イェリネク戯曲集(定価:2,835円(税込)、白水社 刊行)には、エルフリーデ・イェリネク作『光のない。』、『光のないⅡ』、『レヒニッツ(皆殺しの天使)』、『雲。家。』(翻訳:林立騎)が収録されています。

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スケジュール

11/16(Fri) 19:30
11/17(Sat) 17:00★
11/18(Sun) 14:00

★ポスト・パフォーマンストークあり
11月17日(土)17:00 終演後
三浦基+三輪眞弘+片山杜秀(音楽評論家、思想史研究者)


上演時間 :
100分(予定)
* 受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前
* 日本語上演、字幕なし

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アクセス

東京芸術劇場 プレイハウス
東京都豊島区西池袋1丁目8番1号
TEL: 03-5391-2111
JR山手線・JR埼京線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸の内線・有楽町線
池袋駅西口より徒歩2分

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about artist この作品のアーティストについて

三浦 基
演出家・地点代表

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三輪眞弘
作曲家




エルフリーデ・イェリネク
詩人、小説家、劇作家

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