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F/T13参加アーティスト ナンダン・アラデア氏(シアタースタジオ・インドネシア主宰)急逝について

フェスティバル/トーキョー13 主催プログラム『オーバードーズ:サイコ・カタストロフィー』の演出家であるナンダン・アラデア氏が、10月12日(土)脳動脈瘤破裂により42歳で急逝されました。謹んでここに哀悼の意を表します。

なお、11月9日(土)~13日(水)に予定しております、シアタースタジオ・インドネシア『オーバードーズ:サイコ・カタストロフィー』の公演につきましては、カンパニーと協議の結果、予定通り実施いたします。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

フェスティバル/トーキョー実行委員会


■事務局より                                           

竹と身体が拮抗する独自の野外劇によって鮮烈な印象を残し、F/Tアワードを受賞してから1年。ナンダン・アラデアとその仲間たちは、F/Tからの委嘱を受け、一年がかりで新作のクリエーションに励んできました。その大詰めの稽古中に倒れたナンダンの無念を思うと言葉もありません。私たちは、彼の創作への情熱と真摯な姿勢に深い敬意をもち、心からの哀悼の意を表したいと思います。
彼が描いた演劇のビジョンや新作の構想は、ともに集団創作を行ってきたシアタースタジオ・インドネシアのメンバーたちに受け継がれ、確かに共有されています。私たちはカンパニーの強い意志を受けて、残念ながらナンダンさんの遺作となってしまった新作「オーバードーズ:サイコ・カタストロフィー」を、予定どおり上演することに致しました。ぜひご来場下さい。

F/T プログラム・ディレクター 相馬千秋 およびF/T 実行委員会事務局スタッフ一同


■シアタースタジオ・インドネシアより                               

シアタースタジオ・インドネシアの演出家であるナンダン・アラデアは、2013年10月12日、午後3:45にインドネシア・バンテン州セラン市のサリ・アシ病院にて死去いたしました。
腎臓が機能しないことにより長年人工透析を受けておりましたが、最期は脳動脈瘤破裂により倒れ、病院に搬送され昏睡状態のまま意識はもどりませんでした。
彼は私たちシアタースタジオ・インドネシアの演出家であり、また人生の師でもありました。
肉体的に厳しい状態の中、実験的作品を生み出してきた彼の姿勢を私たちは忘れません。
また、自らの生活する土地の資源を活用し、コンテンポラリー作品を制作するために、ナンダン・アラデアは闘ってきました。

私たちシアタースタジオ・インドネシアはこれからもずっと、彼の魂と強い意志を受け継いでいきます。

Rest in peace, Nandang.

Terima kasih,
Thank you
Arigato

シアタースタジオ・インドネシア
  • by F/Tスタッフ
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  • 2013年10月16日