まちなかパフォーマンスシリーズ
都市やその郊外のさまざまな場所で、それぞれに異なるスタイルを持ったアート、パフォーマンスを展開するシリーズ。「劇場」から出た作品たちは、上演地の歴史や文化、既存のコミュニティにじかに触れつつ、観客、参加者との柔軟であたらしい関係を紡ぎ出す--。
中野成樹+フランケンズ『半七半八(はんしちきどり)』 
作・演出:中野成樹 ドラマトゥルク:長島 確  原案:岡本綺堂『半七捕物帳』より
10月6日(金)~10月9日(月・祝)

会場PARADISE AIR、FANCLUB(受付)ほか
日程10/6 (金) 15:00
10/7 (土) 11:00/15:00
10/8 (日) 11:00/15:00
10/9 (月) 11:00/15:00

※受付開始は開演の1時間前、開場は開演30分前
上演時間上演時間150分(予定) 165分
言語日本語上演
一般発売自由席(整理番号つき) 一般前売3,500円/ 当日4,000 円、学生2,300円ほかセット券あり
先行割引¥2,500
5演目セット ¥2,800
3演目セット¥3,000
学生 ※当日券共通。当日受付で要学生証提¥2,300
高校生以下
※当日券共通。当日受付で要学生証または年齢確認可能な証明書の提示
¥1,000
Photo: Yusuke Abico
当日パンフレット 当日パンフレット(PDF)

あの親分と歩く、江戸でも東京でもない町・松戸

 古今東西の名戯曲を現代の日常に移植する「誤意訳」上演で知られる、中野成樹+フランケンズが4年ぶりにフェスティバル/トーキョーに登場する。江戸の情趣を豊かに盛り込む時代小説『半七捕物帳』をベースにした新作の舞台は、東京と川一つを隔てた千葉県の松戸。観客は、とある事件をめぐる謎を追い、市内のいくつかの場所を巡っていく。鍵を握るのは、江戸の親分・半七と、彼に憧れる松戸の男・半八。ある日、その名の通りなんでもスッキリ割り切る半八(8/2)のもとを、割り切れぬ顔の半七(7/2)が江戸から訪れて─。

【観劇に向けてのご案内】
『半七半八(はんしちきどり)』は、まちなかの複数の場所を移動しながら観劇する作品です。
今回は、岡本綺堂「半七捕物帳」を出発点にしていますので、殺人事件がモチーフとして登場します。推理物の定型の一つとして、お客様は探偵の立場で物語をご覧いただくことになります。お客様は自身の足で現場(まち)を巡り事件に立ち会います。

ただし、じつは『半七半八』は過去へ過去へと時間を遡っていく構成ですので……場面は1999年の金曜日からはじまり、1991年の夕暮前に終わります……おそらく推理せずに犯人はわかってしまいます。

『半七半八(はんしちきどり)』、どうぞお楽しみください。



会場までの地図



【注意事項】
・公演は、雨天決行・荒天中止となります。
・天候に関わらず、公演の当日 〔1日目:12時〕/〔2日目以降:前日19時〕に、上演の可否を F/T 公式HPにて発表いたします。 ただし、それ以降に主催者の判断により変更になる場合もございます。
・会場(受付)に雨具のご用意はございません。ご自身で事前にご用意の上、ご来場ください。
・受付場所と解散場所が異なるツアー形式の作品です。会場間は、スタッフの先導で、徒歩で移動します。お荷物のお預かりはできませんので、軽装かつ、歩きやすい靴でご参加ください。
・水分補給のお飲み物は各自持参頂くようお願いいたします。
・お手洗いは受付にしかございませんので、お済ませ頂きお越しいただくことをお勧めします。
・車いすのお客様は、建物内(FANCLUBのみ)にエレベーターがありますのでご利用いただくことは可能ですが、市内を巡回する中で足元の悪い箇所もありますので、事前にお問い合わせください。
・会場に駐車場、駐輪場はございません。公共交通機関をご利用ください。 
・当日のお問い合わせはフェスティバル/トーキョー実行委員会事務局までお願いします。(TEL 03-5961-5202)


フォトギャラリー

アーティスト

中野成樹+フランケンズ

2003年結成。通称ナカフラ。時代・文化風習等が現代日本と大きく異なる、いわゆる「翻訳劇」をとりあげ、「いまの自分たちの価値観と身体」で理解し体現する。大胆なアレンジに応援もいただくが、原作ファン、および伝統に与する演劇ファンからのお叱りも多い。2010年より外の刺激+フランケンズ(通称:ソトフラ)名義で、劇場外にて応用演劇活動も展開中。
http://frankens.net/


中野成樹

舞台演出家、中野成樹+フランケンズ主宰

1973年東京生まれ。日本大学芸術学部演劇学科専任講師。近作に『えんげきは今日もドラマをライブするvol.1』(2016)など。としまアート夏まつり「おばけ教室」(13-16)、文化庁「日中韓文化芸術教育フォーラム」WS講師(14)など、近年は教育、地域活動にも視野を広げている。F/Tへの参加は『四谷雑談集』+『四家の怪談』(13)がある。

キャスト・スタッフ

作・演出中野成樹
ドラマトゥルク長島確
原案岡本綺堂「半七捕物帳」より
出演竹田英司、田中佑弥、鈴鹿通儀、福田毅、洪雄大、小泉まき、斎藤淳子、北川麗、佐々木愛/道廣オリヴィエ一真、新藤みなみ/スズキシロー(A.C.O.A)
照明高橋英哉
舞台監督佐藤 恵
舞台監督助手高島さき
記録写真松本和幸
記録映像須藤崇規
宣伝美術植田 正
制作東彩織、水渕歩知、松宮俊文(フェスティバル/トーキョー)
制作アシスタント柿木初美
インターン岩井美菜子、野口明日香、橋本 葵、横見咲季
フロント運営岩間麻衣子
主催PARADISE AIR、フェスティバル/トーキョー
協力株式会社浜友商事、株式会社まちづクリエイティブ
  
文化庁 平成29年度 文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業(PARADISE AIR事業)
松戸市 文化の香りのする街構築事業(PARADISE AIR事業)

関連ニュース

『半七半八』関連映像を東京芸術劇場アトリエイーストにて無料で上映いたします。

『Waiting for Something』(2012)
誤意訳・演出:中野成樹 原作:サミュエル・ベケット

ある女の所に男がやってくる。が、言葉は通じない。男は携帯電話の充電をしたいと言うが女は誤解し、唯一通じた単語から男がイタリアのミュージカル俳優だと思い込み、部屋に入れる。二年が経過する。携帯の充電はまだ終わらない。女は男が俳優ではなく、自分をヴェニスに連れて行ってくれはしないだろうと気づいているが、一緒に暮らし続けている。そこへ男の妻が現れる。今度は同じ言語を使うのに話が通じない・・・。



『夏の夜の夢』(2016)
作:シェイクスピア 訳:小田島雄志
誤意訳・構成・演出:中野成樹
ドラマトゥルク:長島確

一般的にシェイクスピア『夏の夜の夢』といえば、妖精、恋人達、職人らが、妖しい森を舞台にてんやわんやする、ロマンティック・コメディのイメージが強いかもしれません。ナカフラ版『夏の夜の夢』は、森につけ加え“街”もその主要な舞台となっています。妖精、二組の恋人たち、行く先の見えない若者らが、その二つの場所をシームレスに行き来します。元来、祝祭のイメージが強い作品ですが、本作では真逆の結末にたどり着きます。また、人気の登場人物、“いたずら好きなかわいい妖精パック”が不在であることも特徴的な演出の一つです。物語は原作通り、公爵の婚礼前からはじまり、職人たち(バイト連中)の劇中劇で終わります。

日程10/5(木)12:30、 10/9(月・祝)17:30
会場東京芸術劇場アトリエイースト
入場料無料(予約不要)
上演時間130分
映像提供:フェスティバル/トーキョー