シンポジウム『アートフェスティバルの展望』

10月30日(金)
会場 豊島区役所 としまセンタースクエア
豊島区南池袋2-45-1
日程 10/30(金)14:00     テーマ1
10/30(金)19:00     テーマ2
入場無料(予約優先)
Symposium

テーマ1:『東京におけるアートフェスティバルの展望』

日程: 10/30(金)14:00
パネリスト: 加藤種男(公益社団法人企業メセナ協議会 専務理事)
桃原慎一郎(東京都生活文化局次長)
吉本光宏(ニッセイ基礎研究所研究理事)
渡邉浩司(豊島区副区長)
進行: 市村作知雄(フェスティバル/トーキョー ディレクターズコミッティ代表)

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、東京の文化プログラムに大きな注目が集まる中、各地で開催されているアートフェスティバルの役割と、その可能性とは。フェスティバル・ディレクターや文化関係者をパネリストに迎え、今後のフェスティバルの役割と戦略、そのネットワークの展望と可能性を議論する。

Taneo Kato

加藤種男 Taneo Kato

公益社団法人企業メセナ協議会 専務理事

1948年兵庫県生まれ。1990年~2013年、アサヒ・アート・フェスティバルはじめ同社の企業メセナ活動を中心に社会創造を担当。2004年~2010年、文化芸術創造都市横浜を推進。2012年から現職。その他の主な現職に「さいたまトリエンナーレ2016」総合アドバイザー、おおさか創造千島財団理事、新潟市「水と土の芸術祭2015」アドバイザー、埼玉県芸術文化財団評議員、アーツカウンシル東京アドバイザリー・ボード議長など。2008年芸術選奨文部科学大臣賞受賞。


momohara

桃原慎一郎 Shinichiro Momohara

東京都生活文化局次長

1961年生まれ
1984年 入都(水道局)
1997年 生活文化局コミュニティ文化部副参事
2006年 生活文化局総務部総務課長
2007年 生活文化スポーツ局文化施設改革担当参事、その後、文化振興部長を歴任し、約4年間、文化行政に携わる。
2013年 生活文化局総務部長
2015年7月16日より、生活文化局次長


Mitsuhiro Yoshimoto

吉本光宏 Mitsuhiro Yoshimoto

ニッセイ基礎研究所研究理事

1958年徳島県生まれ。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所などを経て1989年からニッセイ基礎研究所に所属。東京オペラシティやいわきアリオス、東京国際フォーラム等の文化施設開発やアート計画などのコンサルタントとして活躍する他、文化政策、創造都市、カルチュラル・オリンピアード等の調査研究に取り組む。東京芸術文化評議会評議員/文化プログラム検討部会部会長、文化審議会文化政策部会委員、文化庁2020年に向けた文化イベント等の在り方検討会座長、文科省オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議委員、(公社)企業メセナ協議会理事、東京藝術大学非常勤講師など。

Hiroshi Watanabe

渡邉浩司 Hiroshi Watanabe

豊島区副区長

1962年東京生まれ。1985年建設省入省。宮城県、在タイ日本国大使館、国土交通省、福岡県、東日本旅客鉄道等において、主としてまちづくりに関する業務に携わる。博士(工学)、日本大学客員教授。2014年4月1日より豊島区副区長。

Sachio Ichimura

市村作知雄 Sachio Ichimura

フェスティバル/トーキョー ディレクターズコミッティ代表

1949年生まれ。ダンスグループ山海塾の制作を経て、トヨタ・アートマネジメント講座ディレクター、パークタワーホールアートプログラムアドバイザー、(株)シアター・テレビジョン代表取締役を歴任。東京国際舞台芸術フェスティバル事務局長、東京国際芸術祭ディレクターとして国内外の舞台芸術公演のプログラミング、プロデュース、文化施設の運営を手掛けるほか、アートマネジメント、企業と文化を結ぶさまざまなプロジェクト、NPOの調査研究などにも取り組む。現在、NPO法人アートネットワーク・ジャパン会長、東京藝術大学音楽環境創造科准教授。

テーマ2:『これからのアート』

日程: 10/30(金)19:00
パネリスト: 毛利嘉孝(東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授)
長島 確(ドラマトゥルク)
長津結一郎(NPO法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所代表理事)
羊屋白玉(「指輪ホテル」芸術監督。劇作家、演出家、俳優)
進行: フェスティバル/トーキョー ディレクターズコミッティ

アートがアーティストを中心とした創り手だけのものではなくなってきたことで、より一層、社会の中でアートが担う役割、求められる役割も大きくなりつつある。社会学的な見地とアートの実践者の両方の観点から、その思想や問題意識、そして創作の最前線に迫る。

Yoshitaka Mouri

毛利嘉孝 Yoshitaka Mouri

東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科准教授

1963年長崎県生まれ。京都大学経済学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジPh.D.(社会学)。MA (メディア&コミュニケーションズ)。専門は社会学・文化研究。特にポピュラー音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『ストリートの思想』(日本放送出版協会)、『はじめてのDiY』(ブルース・インターアクションズ)、『文化=政治』(月曜社)、『増補ー・テレビジョン・スタディーズ』(せりか書房)など。


Kaku Nagashima

長島確 Kaku Nagashima

ドラマトゥルク

日本におけるドラマトゥルクの草分けとして、さまざまな演出家・振付家の作品に参加。近年は演劇の発想やノウハウを劇場外へ持ち出すことに興味をもち、アートプロジェクトにも積極的に関わる。ミクストメディア・プロダクト代表、中野成樹+フランケンズ所属。最近の参加:『四谷雑談集+四家の怪談』(F/T13)、『羅生門|藪の中』(F/T14)、『ドン・ジョヴァンニ』(日生劇場)、「アトレウス家」シリーズ、「長島確のつくりかた研究所:だれかのみたゆめ」(東京アートポイント計画)、『ザ・ワールド』(大橋可也&ダンサーズ)、『おばけ教室』(としまアート夏まつり)ほか。

Noriyuki Kiguchi

長津結一郎 Yuichiro Nagatsu

NPO法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所代表理事

東京藝術大学大学院博士後期課程修了。障害者の表現活動をはじめとした、社会包摂的な芸術活動を主たる研究対象としている。異なる立場や背景をもつ人々がどのように協働することができるのか、研究/実践の双方からのアプローチを試みている。現在の主なプロジェクトに、社会における人々の「多様性」と「境界」に関する諸問題に対し、調査・研究・対話を通じて、“生き抜くための技法”としての「迂回路」を探求する「東京迂回路研究」がある。現在、慶應義塾大学研究員、東京家政大学非常勤講師。

Shirotama Hitsujiya

羊屋白玉 Shirotama Hitsujiya

「指輪ホテル」芸術監督。劇作家、演出家、俳優。

1967年北海道生まれ。主な作品は、2001年同時多発テロの最中ニューヨークと東京をブロードバンドで繋ぎ、同時上演した「Long Distance Love」。06年北米ヨーロッパをツアーした「Candies」。11年アメリカ人劇作家との国際恊働製作「DOE」。13年瀬戸内国際芸術祭では海で、14年中房総国際芸術祭では鐵道で、15年大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレでは雪崩よけのスノーシェッドで公演した「あんなに愛しあったのに」。14年よりアーツカウンシル東京にて、東京を舞台に「東京スープとブランケット紀行」始動。06年、ニューズウイーク日本誌において「世界が認めた日本人女性100人」の一人に選ばれる。
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