ゾンビオペラ『死の舞踏』キャスト発表

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ゾンビオペラ『死の舞踏』の出演者が決定いたしました。ゾンビ音楽に魅了された10人のキャストが、人間と機械の関係を探求しながら共に新たなオペラの領域を作り上げます。
それぞれ個性あるキャストに、クリエーションに対する意気込みを語っていただきました!
 
浅井信好
ダンスや演劇のように演者が生み出す世界ではなく、ゾンビ音楽の一部として、肉体を捧げる行為はある意味で、人間の尊厳を放棄するような行為でもあるが、デジタル社会の現代において、人間がどのような状態にあるのかを改めて考えさせられるクリエーションでもあります。人間と機械が今後、どのような関係性によって成り立つのか、そして、その先の未来はどんな世界になるのかというイマジネーションを提供できる作品になると思います。
 
岸本昌也
楽器と機械とプログラミングのみで成立するゾンビ音楽に、どうして人力と人体を介入させるのだろう、という疑問が参加のきっかけでした。ゾンビオペラにとって人間は、魂とか魂胆みたいな重要なものになるかもしれないし、取るに足らないどうでもいいものになるかもしれない。舞台上の人間が無価値、なんてとっても面白そう。クリエーションにおける出会いに感謝しつつ、ゾンビ音楽との共演を楽しみたいとおもいます。
 
左藤英美
ゾンビと人間の融合、とっても面白いです。出演陣もアクの強い、なんとも言えない「やばい」メンバーが集まっています。そのせいか稽古中は常に目が爛々としています、楽しいです。これからどんな作品が現れるのか、楽しみ。期待していてください!
 
新大久保鷹
未知成るものへの挑戦!!安野さんの創る、観たことも、聞いた事もない[ゾンビ音楽] と共に奏でるパフォーマ-の一員になれる幸せを、肌で感じております!ありがとうございます!!
 
滝腰教寛
安野さんのライヴを初めて見たときのことです。体を使って音を奏でるはずの楽器が機械とコンピューター操作で演奏させられている姿を初めて目にした時に感じた気持ち悪さ。これが、どこかで、ずっと引っ掛かっていました。今回、ゾンビオペラに参加させてもらうことになり、このことについてもう一度向き合えるチャンス来た!と嬉しい思いです。
なので、体のいろんなところを使って、この気持ち悪さと楽しく触れ合いながら、頑張りたいと思います。
 
東金晃生
今まで西洋理論による音楽の世界に身を置いていた自分にとって安野さんが作曲される音楽、さらにそれをより深く表現するための演劇というものは非常に新鮮であり多くの刺激を受けながら日々の稽古に励んでいます。
自分の手に楽器がない舞台というものに若干の不安と戸惑いも感じていますが、今まで育ってきたフィールドには無い表現方法を素晴らしいキャストの皆様からたくさん吸収し、未知なる舞台を共に作って行ければと思います!
 
中村桃子
この作品に携わり、沢山の素敵な方々に出会えた事、とても嬉しく思っています。
良い作品になるよう、精一杯尽力したいです。多くのお客様に、ゾンビオペラの奇妙な世界を感じていただけたら幸いです。
 
長屋耕太
普段の生活をしているこの身体は、機械に対して優位性はあるのでしょうか。
優位であってほしいというのはワガママな願望なのでしょうか。
そんなことを、考えさせられます。
『死の舞踏』を通して人と機械がどういう関係を結べるのか。挑戦してみたいです。
 
八重尾惠
このメンバーで稽古が始まった時、どんな事が起こるのだろう?そして僕らを何処に連れて行くにだろう?そんな気分にさせました。科学爆発が起こるのか??これは予測不能な作品が生まれるはずです。そして最後の最後まで誰も予測は出来ない事を楽しみたいと思います。
 
山崎春美
わたしたちはたぶらかされている。あるいはかすめとらわれてもいるのは自明の理だと吹聴され、あるいているとしんじこんでいた道にはあらかじめ肉眼では未確認な舗装がほどこされ裸足ではつらく高価なくつを月賦で購入したのは自らの責任でだと。しかしよくよくみれば道ははずれられるし荒野にも花が。金ぴかな沽券のために命あたら棒にふらされることなどないよう踏みだす歩幅をこそ今みつけ見つめ続けなければきっと間にあわない。