歴史の渦の中で生きるとは――。銃撃の後遺症で虚実の境目を失った男が、記憶をたぐり寄せ、語る「半生」
少々頑固だが、賢く、真面目で、穏やかな少年だったイェッサ。ラビア・ムルエの実弟でもある彼は、17歳の時、レバノン内戦で銃撃され、後遺症を負ってしまう。本作は40代になった彼が、家族や友だち、子供時代の断片的な記憶をたぐり寄せ、「舞台」という虚構の場で、その「半生」を語ろうとするものだ。
詩人でもあるイェッサの自作の朗読と、ラビアが彼の詩にインスパイアされ作った映像、古びた写真や手紙、通知表といったさまざまな資料が、彼の「生」を鮮やかに描き出す。それは個人の物語であると同時に、レバノンのいま、大きな歴史の渦の中に生きる「人間」の物語でもある。
- ラビア・ムルエ
- 1967年、レバノン出身、ベイルート在住。レバノンの季刊誌『Kalamon』 や『TDR:The Drama Review』(ニューヨーク)の編集者としても活動中。ベイルート・アート・センター協会の...
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一般前売開始:2013年10月5日(土)10:00より
料金:自由席(整理番号付)
一般前売 2,500円(当日 +500円)
ラビア・ムルエセット券 4,000円
学生 2,500円、U18(18歳以下)1,000円(前売・当日共通、当日受付にて要学生証提示)
お取扱:F/Tチケットセンター(電話/Web)、東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ[Pコード:431-135]、
カンフェティチケットセンター、PassMarket
◎3演目セット割、海外演目スペシャルパス、学生パス、F/Tパス、ペアチケット対象。
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