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概要

上演前に、作品の内容をより深く理解し、楽しむための予備知識をレクチャー!


『HIROSHIMA-HAPCHEON:二つの都市をめぐる展覧会』マレビトの会

F/Tゼミ:「二つの都市:取材現場〜公演までの記録」
出演:松田正隆×内野 儀(東京大学教授)
11/19(Fri) 19:30 - 21:00 F/Tステーション ※無料 / 要web 予約

内野 儀(うちの ただし)
1957年生まれ。演劇批評家・東京大学総合文化研究科教授。専門は60年代以降の日米現代演劇。表象文化論学会理事、神奈川芸術文化財団理事、セゾン文化財団評議員。米国のパフォーマンス研究学術誌"TDR"(MIT Press)編集委員。主な著書に『メロドラマの逆襲―<私演劇>の80年代』『メロドラマからパフォーマンスへ―20世紀アメリカ演劇論』"Crucible Bodies"など。


『巨大なるブッツバッハ村―ある永続のコロニー』
F/Tゼミ:「巨大なるブッツバッハ村 使用楽曲解説」
講師:長木誠司(音楽学者、東京大学教授)
11/20(Sat)・11/21(Sun)14:00 - 東京芸術劇場ロビー
※チケットをお持ちの方対象


『―ところでアルトーさん、』地点

F/Tゼミ:「アルトーの演劇」
講師:宇野邦一(立教大学教授)
11/21(Sun) 15:00-16:00 F/Tステーション ※無料 / 要web 予約

私の頭に突き刺さったアルトーという隕石について
詩人、俳優、シュールレアリスト、実験演劇の創始者、映画理論家、作家、エキゾチズムの探求者、狂人、画家、思想家......切り子ガラスのように多面性をもつアルトーだが、彼の意志は恐ろしく一貫している。このアルトーが、若いとき私の頭の中に、隕石のように突き刺さったままだ。彼の演劇を舞台化することなど、実はあまりすすめられない。演劇論以前に、アルトーの生き方そのものが残酷な演劇だった。すでにそれはしたたかに演じられてしまった後だ。たくさんの隕石の破片が書物として残されている。三浦基+地点は、そんな私の思い入れなど知ったことではないわけである。ただ破片を拾い集めて大いに戯れ、遠くに投げ飛ばせばいい。『ところでアルトーさん、』というタイトルはとても気に入っている。

宇野邦一(うの くにいち)
思想・芸術・文学を横断する批評的思索、ドゥルーズ、アルトー、ベケットなどの翻訳をおこなう。 立教大学映像身体学科教授として、演劇、ダンス、映画などの創作・批評の基礎になる身体論,身体哲学を追求する。主な著書:『アルトー 思考と身体』(白水社)、『ジャン・ジュネ−身振りと内在平面』(以文社)、『破局と渦の考察』(岩波書店)、『映像身体論』(みすず書房)など。主な訳書:ドゥルーズ/ガタリ『アンチ・オイディプス』、アルトー『神の裁きと訣別するため』(いずれも河出文庫)など。

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