劇評

ツァイトゲーバー

F/Tで上演された各作品、企画についての劇評アーカイブです。
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〈パフォーマンス〉の手前で――不動の身体を体験する (『ツァイトゲーバー』)

江口正登

 村川拓也の『ツァイトゲーバー』は、障害者の介助労働を描いた作品である(ひとまずこのようにいってよいだろう)。ここでは、舞台芸術と障害(者)の関係という、きわめて肝要な問いが、きわめて肝要な仕方で扱われていると思われた。本作の問いの射程を明らかにするために、最初に、舞台芸術と障害(者)の関係を巡っての一般的な考察を導入したい。

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