テアタートレッフェン(ベルリン)でマルターラー作品が大絶賛!

いかがお過ごしですか?
すっかり夏の気配が近づいてきました。

本日はF/T10の目玉演目となる、
待望の初来日クリストフ・マルターラーの『Riesenbutzbach』、
「Theatertreffen Berlin 2010(テアタートレッフェン ベルリン)」での
評判を速報!

テアタートレッフェンは、前シーズンにドイツ語圏で上演された400本にもおよぶ作品のなかから、
10本の「注目すべき演出」が審査委員会によって選出され、上演されます。

その中の一本として紹介されたクリストフ・マルターラーの『Riesenbutzbach』、
テアタートレッフェンの英語ブログにも登場、大絶賛です!
http://www.theatertreffen-blog.de/tt10/artikel-zu/to-the-affective-end-the-marthaler-effect/#more-2255

作品についてネタバレにならない程度に補足させていただきますと、
舞台の設定は、ヨーロッパ風の典型的な田舎町(巨大なるブッツバッハ村)。
舞台美術も特徴的で、内と外が反転するような構造が随所にみられます。
そのコミュニティの人々のあいだで繰り広げられるのは、
コミカルで唐突な出来事や、間のびした空虚な身振り、
突如としてはじまる全員の大合唱や、
ダンス・チューンにあわせて踊り狂う人々の姿など・・・。

「物語」としては破綻しているかのような流れの中で、
高度資本主義へのシニカルなまなざしや、未来への警鐘が浮かび上がるかも?!
理論やメディア、ことわざ、ポップ・カルチャー、哲学等、
様々な分野から引用されたテキストにより構成されているというセリフは、
F/T10での東京公演にてご注目いただきたいポイントの一つです!

5月29日 20時15分(現地時間)のインターネット放送も、ホットトピック。
http://www.festival-tokyo.jp/news/2010/04/ft10riesenbutzbach-1.html
※一部、当サイトにて「ライブ中継」との情報を掲載しておりますが、
正しくは「録画の放映」となります。大変失礼致しました。訂正して、お詫び申し上げます。

初来日の演出家、クリストフ・マルターラーに、ご注目ください!